海外の軽EVは不安? そんな悩みを解消するBYDラッコの「ラッコ楽」が安心すぎる!!

海外の軽EVは不安? そんな悩みを解消するBYDラッコの「ラッコ楽」が安心すぎる!!

 BYDが日本専用設計の軽EV「BYD RACCO(ラッコ)」の国内販売を開始した。月々1万9300円から乗れる購入プランや、OTA更新に対応したSDV技術、最長10年20万kmの電池保証など、軽自動車ユーザーにも気になる新提案を徹底解説する。

文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes

BYD初の軽EV「RACCO」が登場!日本市場に挑む“ラッコ楽”の中身とは

全国メーカー希望小売価格とカラーコンビネーション
全国メーカー希望小売価格とカラーコンビネーション

 日本の自動車市場で圧倒的な存在感を持つ軽自動車カテゴリーに、海外メーカーから新たな刺客が登場した。

 BYD Auto Japanは2026年7月28日、日本の軽自動車規格に準拠した専用設計の電気自動車「BYD RACCO(ビーワイディー ラッコ)」の販売を開始した。BYDにとって初となる軽EVであり、海外自動車メーカーとしても初めて日本の軽規格に合わせて開発したモデルとなる。

 軽自動車といえば、取り回しの良さ、維持費の安さ、日常での使いやすさが魅力だ。一方でEV化においては、限られた車体サイズのなかで航続距離や安全性、室内空間をどう両立するかが大きな課題だった。

 BYD RACCOは、その課題に対してEV専用設計ならではの技術で挑んだモデルだ。

 ラインアップは「BYD RACCO 200」「BYD RACCO 300Plus」「BYD RACCO 300Premium」の2モデル・3グレード構成。満充電時の航続距離は国土交通省審査値で210km〜320kmとなっており、日常の買い物や通勤、近距離移動を中心とする軽ユーザーに向けた仕様となっている。

 ボディカラーは全6色を設定し、デザイン面でも従来の軽自動車とは異なるEVらしい個性を打ち出している。

 BYD RACCOの大きな特徴が、購入後の不安を軽減する3つの「ラッコ楽」サービスだ。

 ひとつ目は「ロングラン新車保証」。一般的な車両保証に加え、EVで重要となる駆動用バッテリーや高電圧部品なども保証対象となる。基本保証では駆動用バッテリー容量保証が8年/16万km(初期容量70%以上)となり、有償延長保証に加入すると最長10年/20万kmまで延長可能だ。

 EV購入時に多くのユーザーが気にするポイントのひとつが「バッテリーの劣化」だろう。長期間の保証制度を用意することで、初めてEVを選ぶユーザーにも安心材料を提供している。

 2つ目は据置型ローン「ラッコ楽っとプラン」。エントリーグレードの「BYD RACCO 200」は、メーカー希望小売価格214万5000円。CEV補助金15万円を利用し、頭金・ボーナス払いなし、5年60回払いの条件では月々1万9300円から利用できるとしている。

 軽EVを検討する際、車両価格は大きな判断材料になる。ガソリン車の軽自動車から乗り換えるユーザーにとって、月々の負担をイメージしやすい購入プランは選択肢を広げる要素となりそうだ。

世界初をうたうSDV技術で「買った後も進化するクルマ」へ

 そして3つ目の「ラッコ楽」が、SDV(Software Defined Vehicle)だ。BYDは、RACCOを世界初のSDVベースで設計された軽EVとしている。OTA(Over The Air)によるソフトウェア更新に対応し、スマートフォンのように購入後も車両機能や使い勝手の進化を目指している。

 近年、自動車業界では「クルマは完成品ではなく、購入後もアップデートされる存在」という考え方が広がっている。BYD RACCOも、ハードウェアだけではなくソフトウェアによる価値向上を重視したモデルだ。

 BYD RACCOには、日本市場向けに新開発された統合型EV技術「X-PACK」を採用している。

 ベースとなるのはBYDのEV専用プラットフォーム「e-Platform 3.0」。さらに、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを用いたブレードバッテリーや、バッテリーを車体構造の一部として活用するCTB(Cell to Body)技術を組み合わせている。

 軽自動車はボディサイズに厳しい制約がある。そのなかで、安全性、室内空間、航続距離を両立するには高度な設計が求められる。BYDによると、RACCOでは高強度鋼板を約70%採用し、ルーフやサイドパネルにはレーザー溶接を用いることでボディ剛性を高めたという。

 また、バッテリーや制御ユニットなどを高度に統合することで、衝突時の衝撃吸収スペース確保にも配慮している。

 軽自動車市場は、これまで国内メーカーが長年築いてきた強固なカテゴリーだ。しかし、EVという新しい技術領域では、従来とは異なるアプローチが求められる。BYD RACCOは「軽自動車=低価格・実用車」という従来のイメージに加え、「最新技術を身近に体験できるクルマ」という新しい価値を提示するモデルといえる。

 今後、日本の軽EV市場がどのように広がっていくのか。その動きを占う存在として、BYD RACCOの登場は大きな意味を持ちそうだ。

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