クルマの純正ディスプレイオーディオを活かしながら音質アップを目指せる新型DSPアンプ「ADONN V1000DSP」が登場した。AKM製デュアルDSPやBluetooth、専用コントローラーを搭載し、本格カーオーディオをより身近にする注目モデルだ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
純正オーディオ派に朗報!10ch DSP内蔵「V1000DSP」が変える車内サウンド
クルマで音楽を楽しむユーザーにとって、近年大きなテーマになっているのが「純正オーディオを活かした音質向上」である。
かつてはヘッドユニットやスピーカーを交換することで音質改善を図る方法が一般的だった。しかし、現在のクルマでは大型ディスプレイオーディオや車両統合型のインフォテインメントシステムが普及し、簡単にオーディオ機器を交換できないケースも増えている。
そんななか注目されているのがDSPアンプだ。DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)は、音楽信号を細かく調整することで、車内環境に合わせた音作りを可能にする装置である。
車内は左右のスピーカーから乗員までの距離が異なるため、音が届くタイミングにもズレが発生する。その結果、ボーカルの位置がぼやけたり、音場の広がりが十分に感じられなかったりすることがある。
ADONNが2026年8月7日に発売する「V1000DSP」は、こうした課題に対応する新世代DSPアンプだ。
本製品は「10ch DSP内蔵 8ch AB級パワーアンプ」を搭載しながら、希望小売価格6万6000円(税込)を実現。高価になりがちな本格カーオーディオシステムへの入り口として、導入しやすい価格帯を目指したモデルとなっている。
搭載されるDSPには、AKM製AK7735デュアルDSPを採用。さらに96kHz/24bit対応のADC・DAC、高音質AB級8chパワーアンプを組み合わせることで、純正オーディオをベースにした音質調整が可能となっている。
また、Bluetooth Ver.5.1や同軸・光のデジタル入力2系統にも対応。スマートフォンなどのデジタル音源を楽しみたいユーザーにも対応する。
専用コントローラー&日本語アプリで初心者にも扱いやすい
DSPと聞くと「設定が難しそう」という印象を持つ人も少なくない。実際、DSPは細かな音響調整ができる一方で、設定項目が多く、カーオーディオ初心者にはハードルが高い部分もあった。
そこでV1000DSPでは、専用DSPコントローラーを標準装備。手元で音量調整や入力ソース切替、プリセット変更などを直感的に操作できる。
さらに、日本語表示に対応したスマートフォンアプリやWindowsソフトウェアにも対応。イコライザーやディレイなどのDSP設定を分かりやすく行えるため、初めてDSPを導入するユーザーから、本格的なマルチシステム構築を目指すユーザーまで幅広く対応する。
スペック面では、最大出力50W×8、定格出力25W×8のAB級アンプを搭載。ハイレベル入力は8系統、スピーカー出力も8系統、さらにRCA出力は10系統を備えるなど、拡張性も考慮されている。
本体サイズは187mm×150mm×45mm、重量は0.72kg。比較的コンパクトな設計となっており、車内への設置自由度にも配慮されている。
カーオーディオの世界では、音質へのこだわりが強いユーザーほど専門店での施工や細かなチューニングを求める傾向がある。一方で「純正状態から少しだけ音を良くしたい」「お気に入りの音楽をもっと楽しみたい」という層も確実に増えている。
ADONNは、専門店向けの高性能ライン「Zシリーズ」と、DIYユーザーにも向けた「Vシリーズ」を展開しており、今回のV1000DSPはVシリーズのフラッグシップモデルに位置付けられる。
純正オーディオを残したまま車内サウンドを磨きたいユーザーにとって、DSPアンプという選択肢は今後さらに注目されそうだ。


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