2026年7月、レヴォーグ レイバックに待望のS:HEVが加わった。魅力は燃費の改善だけではない。2.5L水平対向エンジンと2つのモーター、機械式AWD、専用セッティングの足まわりを組み合わせ、静かさ、力強さ、上質な乗り心地をまとめて底上げ。レイバックの本命になりそうな新モデルの実力を見ていこう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ボンネットのあれがない!? それだけでイメージ激変のレイバックフルハイブリッド(5枚)画像ギャラリー119.6PSのモーターと機械式AWDを両立
S:HEVは、2.5L水平対向エンジンと駆動用、発電用の2モーターを組み合わせたシリーズ・パラレル方式だ。駆動用モーターは最高出力119.6ps、最大トルク270Nmを発生。幅広い領域でモーターが走りを担い、モーターが苦手な速度域ではエンジンが駆動を助ける。
発進直後から太いトルクを引き出せるため、市街地では滑らかで静か。それでいてアクセルを踏み込めば、レヴォーグ譲りのスポーティな加速も味わえる。燃費優先で走りを我慢するタイプではないのだ。
さらに注目したいのが、プロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWD。前後のトルクを緻密に制御し、スバルらしい安定感を守った。2モードのX-MODEも備え、雪道や荒れた路面への対応力も抜かりなし。ハイブリッド化しても「四駆のスバル」は健在だ。
燃費19.0km/Lでもワゴンの実用性を確保
WLTCモード燃費は19.0km/L。1.8Lターボ車の14.1km/Lから大きく向上した。しかもPCUをエンジンルームに収め、燃料タンクはガソリン車と同じ63Lを確保。給油回数を減らせるため、長距離移動が得意なレイバックとの相性は抜群だ。
ハイブリッド化に伴う重量増に合わせ、サスペンションと電動パワーステアリングも専用設定。低速時の揺さぶられや高速走行時のふわつきを抑え、フラットで上質な乗り心地を狙っている。
全高はガソリン車より20mm低い1550mm、最低地上高は180mm。都市部の機械式駐車場に対応しやすくなった一方、悪路性能では最低地上高200mmのガソリン車が有利だ。荷室下にバッテリーを積みながら、荷室容量は429Lを確保。最大1500WのAC100V電源もオプションで選べる。
価格はプレミアムブラックS:HEV EXが424万6000円、タン色のナッパレザーなどを備えるプレミアムS:HEV EXが452万1000円。レイバックS:HEVは単なる低燃費仕様ではなく、走り、静かさ、航続力を一段引き上げた上級クロスオーバーワゴン。遠出が多い人ほど、その進化を実感できるはずだ。
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