リーフやエクストレル、セレナなどの人気車もあるものの、どうも痒いところに手が届かない感がぬぐえないのが、日産の国内ラインアップだ。
ところが、世界に目を向けると、魅力的な日産車が盛りだくさん。特に北米では、高級車「インフィニティ」を筆頭に、質感の他高さと走りの良さを売りにした日産車が盛りだくさん。
そこで北米向け日産車の輸入販売を手掛ける「インパル・インターナショナル」に、その購入の流れや人気の動向を取材した。
文:大音安弘/写真:NISSAN、IMPUL INTERNATIONAL
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日本にはない日産車の手にしよう!!
日産自動車は、2020年5月28日に発表した事業構造改革計画「NISSAN NEXT」の中で、今後18か月で12車種の投入を予告したが、これは世全体での動きだ。
予測される国内投入モデルも、走りを重視したものや高級車は、かなり限定的となるだろう。
そこで注目したいのが、海外専売の日産車の存在だ。特に高級車と大型SUVニーズの高い北米では、日本で販売されないモデルが多数存在する。
ただ日本に持ち込むには、国内保安基準適合のための作業に加え、排ガス検査や加速騒音試験に合格しなくてはならない。
それらをクリアしなくては、国内登録ができないのだ。そのため、海外から直接クルマを輸入する専門店を通しての入手が一般的となる。
そんな専門店のひとつが「インパル・インターナショナル」だ。インパル・インターナショナルは北米で販売される日産車(インフィニティを含む)を手掛けるインパルの1セクションとなっている。
取り扱い車種は、公式WEBに掲載されるインフィニティQ60や日産マキシマなどのセダンやクーペ、インフィニティQX60や日産ムラーノ、タイタンXDなどのSUVに限らず、北米で扱うインフィニティ及び日産車全般になる。
並行輸入業務の担当である冨永正志氏によると、インパルで並行輸入車の取り扱いを始めたのは、2019年のこと。
同社の顧客が、日本にはない日産車への関心が高かったことが、輸入販売のきっかけだ。冨永氏自身も、海外仕様の日産車への関心は高く、そのカッコの良さに魅了されているという。
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