新型ハリアーは4WDの買い得感が高い
4WDの価格上昇は、ノーマルエンジンが20万円、ハイブリッドは後輪をモーターで駆動するE-Fourになって22万円となる。
この4WDの価格は割安な部類に入るので、用途に応じて積極的に選びたい。
ハリアーの最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は、ノーマルエンジンが195mm、ハイブリッドも190mmと余裕があるから、悪路のデコボコも乗り越えやすい。
十分な最低地上高も、4WDシステムとの親和性を高めている。
価格差+税金類でパワートレーンを選ぶ
ハイブリッドの価格は、ノーマルエンジンに比べると2WDで59万円、4WDでは61万円の上乗せだ。Zのハイブリッドは、この価格差で、おくだけ充電も加わるから少し割安になる。
ハイブリッドはエンジン排気量も500cc増量されるため、ノーマルエンジンとの価格差が約60万円に拡大した。
ただし税金は異なる。ノーマルエンジンでは購入時に納める環境性能割と自動車重量税の合計額が2WD・Gの場合で10万5000円になるが、ハイブリッドなら非課税だ。
この税額の違いを差し引くと、ノーマルエンジンとハイブリッドの実質差額は2WDが49万円に縮まる。
ハイブリッドは走りの質感が高い
ハリアーの車両重量は、最も軽いノーマルエンジンの2WD・Sでも1530kgだ。ノーマルエンジンは直噴式の採用で実用回転域の駆動力を高め、排気量が2Lでも実用的には十分な性能を発揮するが、上級SUVのハリアーとしては物足りない面もある。
その点でハイブリッドは、推奨グレードとなるGの価格が400万円に達するが、加速感は滑らかでノイズも小さい。ハリアーらしい上質な走りを味わえる。
新型ハリアーの購入時には、走りの質感、動力性能を重視するなら、ノーマルエンジンとハイブリッドで登坂路を含めたルートを走り、どちらを選ぶか判断するといいだろう。
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