フェラーリ 新型ローマ ついに実車日本初公開!!! やっぱり超美しい!!

■ハイテクとエレガントが融合

 インテリアも、エレガントさを重視。2+2の4人乗りではあるが、フェラーリ自身が「2+クーペ」と表現するように、後部座席は、エマージェンシーシートと捉えるべき。

4人乗りではあるが、後部座席はエマージェンシーシートと捉えるべきだろう。
4人乗りではあるが、後部座席はエマージェンシーシートと捉えるべきだろう。

 実際、大柄な男性なら、一目で乗り込むことを諦めたくなるほど。フロントエリアは、左右を独立させることで、運転席のコクピット感を高めているが、2つのオーバル形状のダッシュボードは、クラシックスポーツカーのそれを彷彿させる。

 もちろん、インターフェイスは最新式フェラーリのもので、運転席には、多彩な表示機能を持つフル液晶ディスプレイメーターと操作系を集約したステアリングホイールが備わる。

ナビをフル液晶ディスプレイメーターでみることができる。
ナビをフル液晶ディスプレイメーターでみることができる。

 ダッシュボード中央に目を移すと、今風の縦型タッチスクリーンのインフォテイメントシステムが目に留まる。これなら限られたスペースで、多くの情報を表示することが出来る。

 その下方のセンターコンソールには、3つのレバーで構成されるユニークなシフトスイッチが配置される。助手席でもフェラーリの世界観が楽しめるように、ドライビングインフォメーションは助手席専用モニターで共有される。

特徴的なデザインのシフトレバーを採用
特徴的なデザインのシフトレバーを採用

 フロントシートは、セミバケットタイプだが、収まり心地が良く窮屈さを感じさせないもの。質感の高いレザーが使われ、快適性も高そうだ。

■フェラーリ主力ユニットを搭載

3.9LのV8DOHCターボエンジンを採用
3.9LのV8DOHCターボエンジンを採用

 ロングノーズのボンネット下に、フロントミッドシップに収められるのは、現代フェラーリの主力ユニットである3.9LのV8DOHCターボエンジンだ。

 これに最新式の8速DCTを組み合わせた。最高主力620CV/5750~7500rpm、最大トルク760Nm/3000~5750rpmを発揮し、その実力は、0-100km/h加速が3.4秒。最高速度は320km/h以上を誇る。

 ハイパワーFRの走りを楽しめるように、最新技術が惜しみなく投入されており、コンポーネントの70%は完全な新設計だという。走りの進化には、軽量化と最新のサイドスリップコントロールの恩恵が大きい。

上品なデザインを取り入れつつも、最高速度は320km/h以上を誇る。
上品なデザインを取り入れつつも、最高速度は320km/h以上を誇る。

 その結果、上品なGTであるローマも、サーキットに持ち込み、その性能を余すことなく発揮できるのだ。

 日本での価格は2682万円と、現行フェラーリラインアップの中では、ぐっと抑えられているのもポイント。すでに日本でのオーダーも開始されている。

 個人的には、かつての気品あふれるフェラーリが蘇ったようで、嬉しく感じる。

 その想いは、フェラーリファンにもあるようで、ローマへの関心はかなり高いようだ。

 ローマへの反響が高まれば、今後のフェラーリデザインにも変化が生じる可能性もある。いうや、ひょっとするとローマは、未来に向けたフェラーリからの確信的なメッセージなのかも……。フェラーリは原点回帰を図るのか、その答えは未来にしかない。

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