ダイハツタフトvs.ハスラー 熱き軽SUV販売戦線 仁義なき戦い

新型タフトVSハスラー 今後の行方は?

新型タフトの真骨頂といえる「スカイフィールトップ」は最廉価グレード含めて全車標準装備。ハスラーにはない武器となるか

 タフトVSハスラーの戦いは今後どうなるか。

 当面はデッドヒートで推移するが、先に発売しフルモデルチェンジして2代目を迎えているハスラーの方が最終的には優位に駒を進める可能性が強い。

 ハスラーは初代モデルが空前のヒットモデルとなり、ライフで通算50万台以上を販売した。これが2代目の膨大な代替え母体になっている。その上2代目のできもまずまずであるから、好調な販売を維持し続ける可能性が濃厚である。

 これに対してタフトは個性の強い仕立てをしているから、好き嫌いがはっきりしており、これが男性中心で幅広いユーザー層に浸透するのに障壁になる見方もある。

 全グレードがサンルーフ仕様であり、これを好まないユーザーは選べない状況になっている。

ダイハツ&スズキ 販売現場の「証言」

直近の2020年6月もハスラーは軽4位の7875台を販売するなど販売好調が続く

【証言1:首都圏ダイハツ店営業担当者】

 新型タフトは予想以上に好調な受注状況となっている。フル生産で供給しているが、追い付かず、日に日に納期が長引く方向にある。

 対抗モデルのハスラーとは競合すると取ったり取られたりする状況で、この他歴代アルト、ワゴンRなどからの代替えも目立つ。

 より直線的なワイルド感のあるエクステリアデザインなどから、どちらかというと若い男性ユーザーからの引き合いが多い印象だ。ハスラーと競合しても、走りはこちらが上だから、試乗させれば良さが分かるので負けない自信がある。

【証言2:首都圏スズキ店営業担当者】

 新型ハスラーは2代目になり、より完成度を高め、初代モデルの丸っこさから直線的なデザインを採用したことで、従来の女性層から男性層までの幅広いユーザー層に浸透するようになった。マイルドハイブリッドの搭載で燃費も向上させている。

 対タフトではキュートなエクステリアデザイン、完成度の高さ、省燃費などである。空前のヒットモデルだった初代の膨大な代替え母体を抱えているのも強みとなっている。

【画像ギャラリー】軽SUV戦線に熱い火花!! 新型タフト対ハスラー 画像で対決!

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