デリカ、シフォンらマイナー車に光を! 日陰ながらも売れてるOEM車 5選

■日産 NV100クリッパーリオ 2015年2月登場

 NV100クリッパーリオ
NV100クリッパーリオ

 OEM元はスズキのエブリイワゴン。「NV100クリッパー」が商用バンのエブリイで「NT100クリッパー」は軽トラックのキャリイのOEM。

 こちらは現行車として発売中。いっぽう「クリッパーリオ」はOEM供給元が三菱のタウンボックスで、2012年に販売終了。なるほど。覚えました。

 日産のようなフルラインアップメーカーに軽自動車のセミキャブオーバー型1BOXがあるのはありがたい話なはずで(世の中には「車といったら当然日産車しかない」と考える人がけっこういっぱいいる)、需要と共有がマッチしているんだろうなあという印象。

 月販台数は313台(7月)で、いやー立派ですよ。1日10台は日本のどこかでNV100クリッパーリオが売れているんですから。なお2016年からはオーテック製の福祉車両(車いす仕様)もラインアップされています。こういうところしっかりやるのは、尊敬されますよね。

■マツダ フレアワゴン 2013年3月登場

フレアワゴン
フレアワゴン

 OEM元はスズキのスペーシアです。これは知ってました!(威張ることではない)むしろマツダのOEM軽自動車としては「スピアーノ(OEM元はラパン)」を登場させたかったのですが、2008年に販売終了しておりました。残念。

 この車がやや混乱するのは、2012〜2013年に販売していた初代フレアワゴンは同じくスズキのパレットがベースであり、そのパレットがスペーシアに移行したことでベース車も変更。

 いっぽうそのパレットは日産にも「ルークス」という車名でOEMに出されていたけれど、日産は2014年から「デイズルークス」として三菱eKスペースのOEM供給を受けている……というややこしい事情があったりするからです。

 はい言い訳しました。すみません。なおマツダの「フレア」はワゴンR、「フレアクロスオーバー」はハスラーのOEM供給車となっています。

■三菱 デリカD:3 2011年11月発売

デリカD:3
デリカD:3

 OEM元は日産のNV200バネット。デリカD:5はご存じ三菱のオリジナルで、デリカD:2はスズキ・ソリオをOEM供給されている。

 その中間ということで、D:3。エンブレムだけでなくグリルとバンパーも専用デザインになっているところが、これまでの4車と違うところ。

 商用モデル(デリカバン)も存在し、このデリカD:3がベース。キッチリ5ナンバー枠に入っており、三菱の3列シートミニバンで5ナンバーというとこのモデルだけ。FFのみ(4WDの設定なし)なのがちょっと悲しい。

 7月の月販台数は13台。ちゃんと売る気になればもっと売れる気がするのだけど……。

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