運転免許証は運転するのに必要なもので、18歳以上になると取得することができる。同時に日本においては、身分証明書として保険証、パスポートなども有効だが、写真入りの身分証明書として運転免許証が最強のアイテムとして重宝されている。
その運転免許証は、3~5年に1回更新しなければいけない。新型コロナウイルスの影響により、更新業務が中止になっていたのが再開したのは知っているが、8月から9月にかけて何か変化があったのか、などについてレポート。
それに加えて、普段何気なく見ている免許証についてのうんちくをアレコレ拾ってみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:奥隅圭之、ベストカーWeb編集部、Adobe Stock
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コロナ禍における免許証の更新状況
運転免許証の更新は新型コロナウイルス感染防止のため、2020年4月15日から更新業務を中止していましたが、6月1日から段階的に再開。
では、2020年9月現在の状況はどうなっているのかについて東京都を例に見ていきます。最新情報として2020年8月25日に情報が更新されました。
まず、更新業務は行われていますが、通常営業とはいかず、密を避けるために講習は2分の1程度の定員で行うなど、縮小営業が続いているようです。
さらに1日に更新できる人数を制限しているため、混雑時の入場制限、定員に達した時の受け付け終了のほか、受付できても長時間待たされたりすることもあります。
優良運転者講習(ゴールド免許)を受けることができる指定警察署では、整理券を配布し、定員に達し次第受け付け終了となっているようですので注意が必要です。
ちなみに2019年3月15日から警視庁を皮切りに西暦と元号が併記された運転免許証の交付が始まり、元号以上の変化を見せています。
コロナ禍において、特例として運転免許証の有効期限が延長されましたが、有効期限が2020年9月30日までの人は3カ月有効期限を延ばすことができるようになっています。
密を避けたい人、更新が難しいという人は申請することで延長できます。ただ、更新時期を忘れないようにする必要があります。
東京都を例に見てきましたが、基本的には各都道府県とも若干の違いはあっても歩調を合わせているハズです。更新が迫っている人は、まず各都道府県警察、運転免許センターなどのホームページで要確認です。
コロナ禍での運転免許更新の締めくくりとして、コロナ禍で免許更新に行った講談社ビーシーK氏の体験談を聞いてみました。
■3回目でやって更新できたが……
都庁の免許センターにて30分の優良運転者講習を受けるのに、最初午後に行ったら3時間半以上待つと。日を改めて午前11時頃行ったら2時間半くらい待つということで断念。
さらに日を改めて朝9時に行くと、すでに200人以上の長蛇の列ができていました。運転免許証の有効期限が迫っていたので、仕方なく並んで、受付できたのが11時過ぎです。
受付後、講習は14時20分からの回と言われ、結局一日仕事になってしまいました。
新型コロナ対策で1回の講習の定員を制限しているからというのは理解していますが、もうちょっとやり方ないものかと……。
無駄足を踏まないためには、指定警察、運転免許センターなどに事前に問い合わせすることです。あと、受付できたとしても私のようにどれだけ待たされるかわからないので、時間的余裕がない時はいかないほうがいいと思います。
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