ホンダのEV攻勢と、それに隠れた「本命」CR-V

■日本導入を待つ! なにげに新型CR-Vが展示

 メインフロアの横にズラッと並べられた市販車の中では、5代目に進化したクロスオーバーSUV「CR-V」の新型が日本初公開された。

 華やかで先進的なコンセプトカーに注目が集まる中で、メインステージの横に置かれた新型CR-Vに注目した人は「モーターショー通」といえるだろう。

 世界販売台数を考えればCR-Vのようなモデルこそが重要であって、むしろこういうクルマが稼いだお金でホンダは「冒険」ができている。

 さてではその新型を見てみよう。

 よりSUVらしいワイルドなスタイルとなった新型CR-V。メカニズムの特徴は、歴代初となる2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載したFF車及び4WD車が設定されること。

 さらにガソリン仕様には、初の3列シート仕様も加わる。もちろん、先進の安全運転支援機能「Honda SENSING」を標準搭載する。

 現時点では参考出品とされるが、今や、ホンダを代表する世界戦略車の一台だけに、日本での復活が期待される(日本仕様は2016年3月に、ヴェゼルに吸収されるかたちで販売を終了している)。

 このほかにも、ホンダのプラグインの主力を担う「クラリティPHEV」の来年夏の日本投入などを発表。会場内には、今年1億台を突破したスーパーカブの記念展示やモータースポーツ参戦車の展示なども行われ、見どころのひとつとなっている。

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