初代プリウス登場から約23年経過 トヨタのハイブリッド技術はいまだに世界一なのか?

ハイブリッドの進化の手綱を緩めないトヨタ

 ちなみに現在トヨタが開発中の次期プリウスは、燃費より動力性能を追求するという。

 確かにヨーロッパやアメリカでプリウスのハンドルを握ると、高速域での動力性能が足りない。考えてみたらプリウスのエンジンは98馬力しか無い。電池アシストを期待できない連続高速走行をしていると98馬力のエンジン車と同じ。明らかに遅いです。

THS-IIにダイナミックフォースエンジンを組み合わせた現行プリウスは、街中の加速は満足できるが、高速域での加速感には不満が残る。次期モデルではその点を改善するという
THS-IIにダイナミックフォースエンジンを組み合わせた現行プリウスは、街中の加速は満足できるが、高速域での加速感には不満が残る。次期モデルではその点を改善するという

 140馬力くらいのエンジンをベースにしたハイブリッドシステムを開発すれば150km/h程度の流れは余裕で付いていけるし、200km/h巡航だって可能になってくる。

 そうなったら一段と評価が高まることだろう。前述のとおりライバルメーカーは作れない。

 ガソリンが使用禁止になるまで、トヨタのハイブリッドは強い競争力を維持できると思う。

トヨタはモータースポーツの分野でもWECにハイブリッドで積極参戦。それによりTHS-Rは年々進化している点も見逃せない
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【画像ギャラリー】初めて市販したのはプリウスじゃない!? トピックで綴るトヨタのハイブリッドの歴史

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