トヨタのハイブリッドが盤石な4つの理由
トヨタのハイブリッド、今度どうなるだろうか? 結論から書くと、おそらくガソリンを使うクルマとしては最後まで残るんじゃないかと考えます。
なぜか。最大の理由として挙げたいのが圧倒的な燃費だ。トヨタ式のハイブリッド、1997年にデビューして以来、燃費で誰にも追いつかれていない。そればかりか進化している。
最新世代のハイブリッドであるRAV4やヤリスを見ると、1600kg以上の重いボディながら実用燃費で20km/L! ヤリスのようなコンパクトなクルマであれば限りなく30km/Lに近い燃費だったりする。
RAV4やヤリスのハイブリッドの燃費、高速燃費を含めディーゼルよりいいのだから驚く。市街地なら圧倒的だ。
2つ目が性能。最新世代のハイブリッドは性能面で大きく向上している。
RAV4のハイブリッド、0~100km/h加速8秒。3000ccクラスのガソリンエンジン搭載車に匹敵します。アクセル踏んだ時の追い越し加速や、絶対的な最高速も高くなった。
折しも世界的に高速道路の移動速度は低下傾向。トヨタのハイブリッドで十分通用する。
3つ目に価格。大量生産することにより、今やトヨタのハイブリッドは製造コストで皆さん考える以上にリーズナブル。トヨタ自ら最初のハイブリッドの4分の1以下のコストになっていると公表してます。
その割に普通エンジンとの価格差が縮まっていないので、けっこう利益も上がっているということ。今の価格レベルで十分儲かるのだった。
4つ目は信頼性を挙げておきたい。48Vのマイルドハイブリッド、おそらく電池交換が必要になると思う。高価なリチウムイオン電池を使うため現時点で10万円近い(数年後に値下がりする?)。
トヨタのハイブリッドといえば、「基本的に無交換でOK」という実績を持つ。15年&20万kmくらいなら普通に使えてしまう。
トヨタの対抗馬はホンダではなく日産!?
ここまで読んで「日産のe-POWERやホンダの2モーターハイブリッドはどうか」と思うかもしれない。日産のe-POWER、間もなく出てくる次世代で、どのくらいの実用燃費を実現するかで将来が大きく変わってくる。
トヨタと同等の実用燃費とコストだったらトヨタと人気を二分することだろう。日産のe-POWER、ポテンシャルが高い。
ホンダは優れたシステムながらコスト的に厳しいかもしれない。トヨタより圧倒的に生産台数が少なく、加えてヨーロッパ市場は撤退を考えなければならないほどの売れ行き減になってしまった。
アメリカ市場もトヨタのように売れておらず量産によるコストダウンという点で厳しい。実用燃費だって改良を続けているトヨタに引き離され気味。
コメント
コメントの使い方