■ホンダシャトルは次期型フィットシリーズに合流か?
今年2月13日に発売した新型フィットですが、トヨタの新型車攻勢にさらされ、苦戦を強いられているように見えます。
本来であれば登録車の販売ナンバーワンを獲得したいところですが、現状ではライバルのヤリスシリーズに販売台数で2倍以上も引き離されています。
なお、次期型シャトルは来秋のフルモデルチェンジが予想されます。シャトルは現行型フィットの基本コンポーネンツを流用したステーションワゴンですから、かつてのようにネーミングを「フィットシャトル」に戻すことも予想されます。
そうすれば販売台数のカウントをフィットに組み入れることも可能になるので、ヤリスに対抗させ、新型ノートとの戦いも優位に展開することができそうです。
■ホンダ 改良型N-BOXは電動パーキングブレーキ採用せず?
ホンダは12月下旬にN-BOXをマイナーチェンジしますが、N-WGNやN-ONEのようにプッシュボタンによる電子制御式パーキングブレーキを採用せず、従来の足踏み式パーキングブレーキを踏襲するようです。
電子制御式への改良はフルモデルチェンジのような大幅な構造変更時でないと不可能なためと思われます。
そのため、12月の改良ではスポーツ&上級バージョンのカスタムを中心にフロントマスクの大幅なデザイン変更を実施し、より個性的な外装となります。
また、残価設定クレジットは当面、1.9%の低金利を設定して増販攻勢を盛り上げる方針です。
■ソリオはオーダーストップで在庫一掃セールを実施
スズキは12月25日頃にソリオをフルモデルチェンジしますが、それに先立ち、従来モデルをオーダーストップし、在庫一掃セールをスタートさせます。
中心グレードの「ハイブリッドMZ」にカーナビ、ETC、ドライブレコーダー、フロアマット、サイドバイザーなどのオプション&付属品を付けた場合では、車両本体とオプション&付属品をからそれぞれ10万円ずつ、合わせて20万円の値引きを基本に販売しています。
さらに下取り車がある場合は、査定額に5万円を上乗せしています。
次期型ソリオはキープコンセプトで世代交代しますが、プラットフォームを新開発する見込みです。マイルドハイブリッド車はスタート時のモーターで走る範囲を拡大し、燃費を向上。フルハイブリッド車は廃止となります。
■ダイハツ、12月1日、タントのスマートアシストを改良
ダイハツは12月1日、タントを一部改良します。今回はスマートアシストの自動ブレーキの性能を最新モデルのタフト並みに引き上げます。
ちなみに、従来モデルは10月21日からオーダーストップになり、在庫一掃セールに入っています。
タントの現行モデルの登場は2019年7月であり、次の比較的大がかりなマイナーチェンジは来年(2021年)末になる見込みです。
その改良では、内外装のデザイン変更に加えて、軽自動車初のモーター走行可能なフルハイブリッド車の設定を行う方向で開発を進めています。
■日産、キックスの供給改善で納期を大幅に改善
日産が6月に発売開始した新型コンパクトSUV、キックスの納期が短縮傾向にあります。
発売直後の納期は来年の4月以降と大幅に遅れていましたが、ここにきて来年1月、ボディカラーやオプション装備などの選び方によっては年内納車も可能になっているのです。
当初は生産工場がタイであるのと、コロナ禍によるサプライヤーからのパーツ供給遅れなどがネックになっていました。それが、最近になって解消しつつあることで納期が改善されています。
これまで受注累計は推定1万5000台規模に達しており、供給が改善されれば、月販3000~4000台規模で推移する見込みです。
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