本田技研工業株式会社が誇る名作ビジネスバイクのひとつ『ジャイロ』シリーズが、カーボンニュートラル(脱炭素社会)宣言で湧くEV化の波に乗って、驚きの進化をとげた。
宅配ピザ、出前のそばや中華、本のデリバリー、大手家電量販店の配送サービスに至るまで、国内外で多岐にわたる活躍している姿を多くの人が目にしたこともあるだろう。
2020年4月より法人向けに販売しているビジネス用電動2輪「BENLY e:(ベンリィ イー)シリーズ」につづいて、ビジネス用電動3輪スクーター「GYRO e:(ジャイロ イー)」、「GYRO CANOPY e:(ジャイロ キャノピー イー)」が、電動バイクとして登場した。
ホンダではこれら電動車両を『Honda e: ビジネスバイク』シリーズとして展開すると発表。
文/ベストカーWeb編集部、写真/Honda
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ホンダの名作 『ジャイロ』シリーズとは
ジャイロシリーズ登場の始祖は1981年のホンダ・ストリーム(自動2輪)とされ、続く’82年にジャイロの名を冠した「ジャイロX」が登場。バイクに不慣れな人でも安心してのれる安定性と居住性に加え、後にビジネスバイクとして引き継がれる積載性を実現した、前1輪・後2輪のこれらスクーターを「スリーター」と銘打ち展開してきた。
「Great Yours Recreational Original」の頭文字をとって「GYRO(ジャイロ)」とされた本シリーズは先述の通り、食品のデリバリーから本や電化製品など幅広いジャンルのビジネスバイクとして活躍する。
2008年のモデルチェンジを経て、2020年現在も安定した販売を継続しているジャイロX、ジャイロUP、ジャイロキャノピーはスリーター車両として、ビジネスバイクの確固たる地位を築いてきた。
それがこの度、「Honda e:TECHNOLOGY」の一環として、電動バイクとなって生まれ変わるという話だ。
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