スバル車を高く評価しがちな自動車業界人。じゃ、実際に買った人はいるのか? いるんです! 最後のEJ20搭載WRX STIを買った人、最新レヴォーグを買った人…モータージャーナリスト、自動車評論家の3氏にスバル車を買った背景、そしてその満足度を聞いた!
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※本稿は2020年11月のものです
文/橋本洋平、大音安弘、伊達軍曹、写真/SUBARU、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年12月26日号
【Case01】レヴォーグ STI Sport EX(納車予定日:2020年11月27日)
●購入した人 橋本洋平氏(モータージャーナリスト)に聞く
決してスバリストじゃなく、スバルとは無縁。だが、乗ったその日に感動し、予約開始とほぼ同時にオーダーしてしまったのが、新型レヴォーグだ。
アイサイトXのきめ細かい制御、フルインナーフレーム構造として強固な作りに磨きをかけたボディ、そして豊かなストロークを確保した足回り、デュアルピニオンのパワステが生み出す密度の濃いステアフィール、低速からトルクフルなエンジン等々……。
非の打ちどころがない仕上がりには、不満が存在しない。
流行りのSUVじゃなく、頑ななまでにワゴンを押し通す心意気もアッパレ!
市場に媚びず己の道を突き進み、アイサイトXから走りまでをじっくり煮詰めた老舗の味にも惚れる。
これなら仕事移動からレジャーまで、どんなシーンもずっと一緒にいられそうだ。
●購入満足度:★★★★★
【Case02】WRX STI ベースグレード(納車日:2020年3月)
●購入した人 大音安弘氏(自動車評論家)に聞く
私のスバル購入のきっかけは、故障が増えてきた愛車の代替を検討していた際に、現行型WRX STI生産終了のアナウンスが重なったことが大きい。
多くのクルマ好きを虜にした名機を味わうラストチャンスと思い、新車での購入を決断した。
最大の個性となるEJ20型エンジンはレスポンスが素晴らしく、加速も刺激的。
またカチッとしたシフトフィールもMT好きの心をえぐる。
なによりセダンなので使い勝手も抜群。仕事の足にも活用するので長距離移動も多いが、硬派なキャラなのに疲れが少ないのは嬉しい誤算だ。個人的には完璧な一台だと思う。
もちろん、スピーカーなどの小さな不満はあるが、そこも自分好みに仕上げる余地として前向きに捉えているので問題ない(笑)。
●購入満足度:★★★★★
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