さらばかつての超名門 プレミオ/アリオン惜別企画 正直微妙だった5ナンバーセダンたち


【番外コラム】マニア受けするセダン 3傑

 ビミョーな不人気セダンながら、マニア心に残るセダンたち。まずは1990年にデビューした、マツダ レビュー! このクルマはフーセンみたいに丸くて居住性バツグン! 走りもしっかりしてて、とってもよかった!

 一部で女性向けのカワイイカーと誤解されたけど、とってもステキなクルマでした。私が薦めて後輩(男)が購入して、気に入ってましたヨ!

マツダ レビュー(1990-1998)…マツダ悪夢の5チャンネル時代のオートザム店に登場した小型車。外観は可愛らしいが作りはマジメであり、欧州ではそのスタイルと高い実用性から人気となった

 1996年から発売が開始された三菱 カリスマは、オランダ製の逆輸入車。さすが欧州車だけにシャシーが抜群! それに対してパワートレーンはまったく凡庸。つまりメルセデスみたいな「シャシーがエンジンに勝つ」佳作だったんです! まるで売れなかったけど乗るとステキでした。

三菱 カリスマ(1996年-2001)…オランダのネッドカーで作られたカリスマ *日本での販売期間

 そしてホンダの2代目アスコット/ラファーガ。フロントミドシップで操縦性はシャープだし、なによりも縦置きされた直列5気筒エンジンの回転フィールが超抜群! さすがホンダエンジン!

 トラクションが悪くて雪道には激ヨワだったけど、舗装路なら文句ナシ! カッコもよかったんだよねー。

ホンダ 2代目アスコット/ラファーガ(1993-1997)…直5エンジン縦置き、でもFFなアスコット&ラファーガ

【番外コラム】国産5ナンバーセダン消滅の危機! MAZDA2セダンの投入はないのか!?

 5ナンバーセダンの消滅は、クルマ界の重大な問題だ。このサイズのセダンは、適度な大きさのボディと優れた視界で運転しやすく、背が低いから立体駐車場も利用しやすい。

 しかもセダンは重心が低く、後席とトランクスペースの間に隔壁があるから、ボディ剛性も高めやすい。走行安定性と乗り心地を確保する上でも有利な条件がそろう。

 メーカーは「5ナンバーセダンが売れないから廃止する」というが、その原因は商品開発にあった。10年以上もフルモデルチェンジを行わず、ユーザーの関心が高い安全装備や運転支援機能の進化も怠れば、売れゆきが下がって当然だ。

 5ナンバーセダンは軽自動車やSUVに比べて売りにくく、中高年齢層や法人には相応の需要があるのに見捨てられた。

 悪影響は教習車にも生じている。教習車の規格では、全長:4400mm以上など一定のサイズがあれば上限はないが、運転を覚えるには限度が伴う。そこでタイ製のマツダ2セダンを教習車に改造している。

発売されればカローラアクシオの強力なライバルとなるマツダ2セダン。現在は教習車仕様のみ

 日本で運転を覚える教習車を輸入するとは情けない。ベースのマツダ2セダンは充分な品質を確保するので、一般ユーザーも購入可能にすべきだ。カローラアクシオの後継となるヤリスセダンも開発して、5ナンバーセダンを復活させて欲しい。

(TEXT/渡辺陽一郎)

【画像ギャラリー】もはや絶滅危惧種…?? 日本のビミョウな(!?)5ナンバーセダンをギャラリーでチェック!!!