ついに見えてきた新型ダックス125の全貌! ニューグロムの発売で現実味が増す!

オールニューエンジンは新旧グロム比較でパワーアップ

 ダックス125も同じパワーユニットを搭載すると予想される新型グロムのエンジンは、新開発の空冷4ストロークOHC単気筒123cc。圧縮比を9.3→10.0に高めつつフリクションロスを抑えて、最高出力は9.8→10.0PSに向上している。また、ボア×ストロークが50×63.1mmとなり、従来の52.4×57.9mmよりロングストローク化されているにも関わらず、最高出力、最大トルクともにピーク回転が250rpm高められている。

従来の4速ミッションを5速とし、出力なども高めることに成功した“横型”エンジン。今後このタイプがカブ110などと共通のアーキテクチャーとなる
従来の4速ミッションを5速とし、出力なども高めることに成功した“横型”エンジン。今後このタイプがカブ110などと共通のアーキテクチャーとなる

 4速から5速に段数を増やしたミッションは、1~4速はショートに、5速は従来の4速よりもロングになっており、キビキビとした走りと巡航時の燃費向上に期待。実際、カタログ値では67.1km/L→68.5km/L(WMTCモード)に燃費は伸びているのだ。

 ダックス125は、モンキー125と異なり二人乗り仕様になることはまず間違いない。より回転域とギア領域が広くクロスレシオのミッションを持つエンジンが、一人乗りや二人乗り、さらに街乗りからツーリングまで様々なシチュエーションに対応してくれるだろう。

外観や装備、エンジンが完全に新しくなった3代目の新型グロム。125クラスのスポーツネイキッドモデルとして定着している。3月25日に38万5000円で発売
外観や装備、エンジンが完全に新しくなった3代目の新型グロム。125クラスのスポーツネイキッドモデルとして定着している。3月25日に38万5000円で発売

ダックス125のデビューは、秋の東京モーターショーが有力

 前回の記事で、ダックス125の発売時期を2021年夏と予想したが、それは大幅に後ろにずれることになった。初公開の見込みはいつもの年なら秋の東京モーターショー(TMS)と書きたいところ……ではあるが今年は見通しが立っていない。

 TMSを主催する日本自動車工業会の豊田会長は、3月11日の会見で「2021年の東京モーターショーについては、正直どうなるか分かりません。先ほど事務局と話をしまして、そろそろ決定をしなけばなりませんが、検討中です」と語った。こんな状況なので、ダックス125がどういう形でのデビューとなるのかは予想しにくい。少なくともスケジュール的には今秋頃お披露目、来春発売という流れになるだろう。

 価格については、新型グロムがエンジンをオールニューにした上にABSを追加装備しても2万2000円しか値上がりしていないことを考えると、上乗せしたのはABS分だけと思われる。そうすると、ダックス125が新規エンジンを採用してもCT125・ハンターカブやモンキー125のABS付きから価格が上昇することはなさそう。つまり、ダックス125の価格はABS付きで44万円程度と予想できそうだ。

ホンダリバイバルシリーズの第1弾と言えるモンキー125。2017年の東京モーターショーでデビューしたので、ダックス125もをれを再現して欲しいところ
ホンダリバイバルシリーズの第1弾と言えるモンキー125。2017年の東京モーターショーでデビューしたので、ダックス125もをれを再現して欲しいところ
ダックス125のスクープに新情報! エンジンやフレームなどのディテールが明らかに!? そして、いつデビューするの? というスケジュールにも動きが。名車復活の現実味は増してきている!
ホンダリバイバルシリーズの第3弾は大ヒット街道驀進中のハンターカブ・CT125。二人乗り仕様、ABS標準装備で44万円で発売されている

【画像ギャラリー】鉄の質感がたまらない!プレスフレームのダックス125に大期待!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

あのトヨタスターレットが再び公道に舞い降りる!? 日産×ホンダ協業分析など新社会人も楽しめるゾ「ベストカー5月10日号」

トヨタの韋駄天が覚醒する! 6代目NEWスターレットのSCOOP情報をはじめ、BC的らしく高級車を大解剖。さらに日産・ホンダの協業分析、そして日向坂46の富田鈴花さんがベストカーに登場! 新社会人もベテランビジネスマンまで、誰もが楽しめるベストカー5月10日号、好評発売中!