■ランキングは上位独占も… 日本車に足りない部分はここにある
日本のコンパクトカーの低価格グレードは、単なる安グルマに陥ることが多い。
車内の広さ、荷室の機能、燃費などの実用性に重点を置くから、装備を取り去った低価格グレードは魅力も下がる。ヤリスXやフィットベーシックは退屈だ。
しかし輸入車は違う。低価格になるほど付加価値が取り除かれ、「これだけは譲れない」ブランドの本質が残る。
フィアット500の安価な仕様は、走りが軽快で機敏に曲がり、マニュアルエアコンでも安っぽい印象はない。
上級車種は乗り心地が上質だ。日本車は低コストの足回りと低燃費志向のタイヤで粗さを払拭できないが、プジョー208は快適で、シトロエンC3の足回りも柔軟に伸縮する。
欧州車は小さくて安い車種でも走りにこだわり、そこが日本車の足りない部分だ。
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