BMWをベースとしたコンプリートカーを手がけるアルピナの新型モデル「B8グランクーペ」が、ついに上陸。これは大型4ドアクーペである8シリーズグランクーペをベースとした、スポーティな走りと快適な移動を両立させた贅沢な1台である。
BMWのフラッグシップクーペとなる現行8シリーズとの性能やキャラクターの違いなどを解説しよう。
文/大音 安弘、写真/ニコルオートモビルズ
【画像ギャラリー】最新のアルピナは4ドアクーペに!BMWアルピナB8グランクーペ
■8シリーズのアルピナの復活
ニコルオートモビルズは、2021年9月30日、ラージサイズの4ドアクーペ「BMWアルピナB8グランクーペ」のジャパンプレミアを開催し、同日より発売開始することを発表した。
アルピナは、BMWを専門とするコンプリートメーカーで、高性能かつ快適性の高いモデルを作り続けていることで、世界のエンスージャストから高い支持を受けており、日本にも多くのファンを抱える。
新型車は、1990年に送り出された大型クーペBMW8シリーズをベースとした「B12」シリーズ以来となる第2世代の8シリーズベースとなるモデルだ。現行型8シリーズは、2ドア及び4ドアクーペ、カブリオレと3つのボディタイプを有するが、新型モデルのベースに抜擢されたのは、4ドアクーペの「8グランクーペ」だ。
■本家を超える高トルクエンジンにチューン
高性能化を示す特徴となるパワーユニットは、8シリーズの最上級モデルであるM850i xDriveやMハイパフォーマンスモデルであるM8と同様に、BMW製4.4LV8ツインターボエンジンを搭載するが、これをアルピナ独自のチューニングを実施。
最高出力は、621ps/5000~6500rpm。最大トルク800Nm/2000~5000rpmに強化。これはM8最強スペックとなるM8コンペティションが叩き出す最高出力625psに迫るだけでなく、最大トルクは50Nmも高い。その実力は、0-100km/h加速3.4秒、最高速度324km/hと公表されている。
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