フランスのスポーツカーブランド「アルピーヌ」が、なんと日本専用限定車を製作。それが「アルピーヌA110S ビトン リミテ」だ。
限定車のモチーフとなったアルピーヌF1チームで使われるA110から限定車の特別仕様の詳細まで、まるっとお伝えしよう。
文/大音 安弘、写真/アルピーヌ・ジャポン
【画像ギャラリー】限定車「アルピーヌA110S ビトン リミテ」とアルピーヌF1チーム「A110トラックサイドカー」
■アルピーヌF1チーム由来の限定車登場
アルピーヌ・ジャポンは2021年9月30日、アルピーヌの限定車「A110S BI TON LIMITEE(ビトン リミテ)」を発表し、同日より受注を開始した。限定数は24台となり、価格は906万~916万円となる。
限定車「ビトン リミテ」は、日本のためだけに企画されたモデルで、2021年4月より使用されるアルピーヌF1チームの「A110トラックサイドカー」がモチーフとなっている。
A110トラックサイドカーは、欧州でのF1開催時でのアルピーヌF1チームのドライバーの移動車で、今シーズン第2戦となるエミリア・ロマーニャGPよりデビュー。F1マシン同様に、フェルナンド・アロンソ選手とエステバン・オコン選手がステアリングを握り、レース開催中の移動の足として活躍している。
このトラックサイドカーのベースは、A110で最も高性能なA110Sで、今期より投入されたF1マシン「アルピーヌA521」と同様に、アルピーヌの歴史的なレーシングカラーである青、白、赤のカラーリングが施されている。特にルーフが、市販車仕様にはないブラック仕上げのツートン仕様となる点も大きな特徴だ。
■トラックサイドカーのエッセンスを投入
限定車「ビトン リミテ」は、トラックサイドカーと同じA110Sモデルをベースに、特徴的なブラックメタリック(グリトネールM)のルーフを組み合わせたもの。日本専用車であるため、ステアリング位置も右のみとなる。
さらに専用仕様として、ブリリアントブラックの18インチホイール(GT RACE)、レッドキャリパー、トリコロールエンブレム、トリコロールエンブレム付きドアトリム、ブルーステッチインテリア、ブルーステアリングセンタートリムを標準化。
さらに日本でオプションとして用意されるパイオニア製16GBメモリーナビゲーションシステムも備えた充実の内容となっている。
限定車のボディカラーは、3色を用意。アルピーヌを象徴する明るいブルーの「ブルーアルピーヌM」、鮮やかなホワイトの「ブラン イリゼM」、深みのあるブルー「ブルー アビスM」で、全てメタリックカラーとなる。
ちなみに、カタログモデルの110Sには、色が異なるルーフが存在するが、それはカーボンルーフ仕様であり、2トーンカラーのものは存在していない。
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