全国には1点モノというレアパトカーが、いくつか存在する。多くは寄贈車や都道府県警の予算で導入されたものだが、栃木県警のレクサスLC500パトカーやNISSAN GT-Rパトカーなどは、その代表格だろう(詳細は大好評『平成~令和新時代 パトカー30年史』へ)。この2台は白黒パトカーだが、こうしたレアパトカーの中には覆面パトカーもある。特に交通取り締まり用の覆面パトカーともなれば、その珍しさゆえに、隠密性が高く、ドライバーが「捕まってびっくり!」ということがあるほどだ。今回は、レアすぎて全国的にもほとんど知られていなかった、宮崎県警の110系マークIIを退役直前に取材できた。そのディテールを紹介しよう。
文・写真/有村拓真
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