例年通りとはいかないまでも、公共交通機関は普段から利用するので、感染症対策にも気を遣う。近い将来は治療薬が開発されるだろうが、現状ではワクチン接種とマスク・消毒の併用だろう。
そこでバスをはじめとする公共交通機関等の人が密集する中でワクチン接種済であることを示す商品が多く販売されているが、ワクチンを接種した本人だけしか作れないオリジナルのタグを作ってみたのでレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】市販のバッジではなく自分の接種済証をタグにしてしまう!
ワクチン接種済のタグやバッジは多いが…
まずはじめにお断りしておくと記者はワクチンを接種済ではあるが、新型コロナワクチンの接種は予防接種法第9条により「接種を受けるよう努めなければならない」努力義務(強制が馴染まないか時期尚早であるので達成の評価や罰則がない法律用語で一般的な意味での義務とは異なる)であり、よって本稿はワクチン接種を推奨するものではない。
賛否両論あろうが、ワクチンの添付文書や厚生労働省の資料によるとワクチンは「発症を予防する効果が95%程度」であり、感染予防効果は「ない」のではなく「明らかになっていない」が正解である。
したがってワクチンを接種してもウイルスに曝露されれば感染するかもしれないし、しないかもしれない。
記者のオピニオンは接種の有無に関係なく最悪のケースである「死亡すること」を基準にして、接種して副反応で死亡する可能性と、接種せずに感染して死亡する可能性を天秤にかけて接種を決めただけである。
さて、現在では市中にさまざまなワクチン接種済タグやワッペン、バッジ等が販売されている。思い起こせば「花粉症です」や「PCR検査陰性です」などの商品がウイルスまん延当初から存在し、「ワクチン接種済です」バッジもその流れだと思われる。
しかし接種済を表明できる半面、だれでも購入可能で本当に接種したのかどうかは分からない欠点がある。
接種した人だけが持つ「接種済証」をタグにしてしまえ!
そこで接種済の人だけが持つ「接種済証」をそのまま荷物タグにしてしまえば良いのではないかと考え、これを付けることにより少なくとも不特定多数が乗車するバスや電車等の公共交通機関において隣り合わせる際に、リスクが低いと判断するのは見た人ではあるものの、接種済を表明できる効果はあると考えた。
この「接種済証」は紙なので持ち歩くと汚損の可能性があるし、ラミネート加工しても、いざオリジナルの紙を取り出す際に破損する可能性もある。何よりも紛失するリスクが伴う。
そこで「接種済証」をスキャンした画像をまるごとタグにしてしまう。裏面には自分で接種済を表するデザインでも、自分で撮影した写真でもイラストでもオリジナルなので好きなものを入れればよい。
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