日産リーフが欧州でマイナーチェンジ! 日本は5月下旬発表! そして新型軽EVサクラは4月21日発表 5月13日発売決定!

■話題の軽自動車規格EV 名称は「サクラ」が有力か

2019年に初公開された軽自動車EVの日産 IMk。「サクラ」のネーミングが有力か
2019年に初公開された軽自動車EVの日産 IMk。「サクラ」のネーミングが有力か

 一方、軽自動車ベースの電気自動車は、改良型リーフよりも約1ヵ月早く、4月21日に発表、5月13日に発売の予定でスケジュール調整をしている。日産ブランド車のネーミングは「サクラ」が有力である。

 こちらはブランニューモデルであるから、3月中旬にも販売店の営業担当者を横浜にある日産本社に招き、商品説明会を実施し、以降発表まで既納ユーザーを中心にプレキャンペーンを実施する見通しである。

 価格を決めて先行予約を開始するのは発表と同時になると予想される。具体的な商品内容はまだ明らかになっていないが、概要は提携する三菱自動車との共同開発で、企画開発は両社の合弁会社である「NMKV」が担当する。

 ベースモデルは現行のデイズ&eKで、両モデルのパワートレイン以外のプラットフォーム、ボディパネル、足回りなどを活用して電気自動車用にアレンジされる。三菱自動車「i-MiEV」では軽自動車ベースのEVを実用化している経緯があるので、ここで培ったノウハウを生かして三菱主導の開発を進めているはずである。

 モーターユニットは20~24kwhで駆動用バッテリーは小容量タイプであり、1充電による航続距離はWLTCモードで200km程度を想定している。ただこちらは車重がリーフより軽いので、バッテリー消耗による航続距離の短縮度合は小さくなりそうだ。

 車両本体価格はCEV補助金を含めて200万円前後の設定になる見込みである。三菱ブランド車もほぼ同時の発表、発売になる可能性が強い。

ひと足先に販売を開始したSUVタイプEVの日産 アリア
ひと足先に販売を開始したSUVタイプEVの日産 アリア

 日産の国内向けのパッセンジャー用の電気自動車は改良型リーフ、軽自動車ベースのほか、2021年6月4日に発表した「アリア」がある。こちらはフル装備の特別仕様車「リミテッド」をまずインターネットで発売。

 販売店扱いのカタログモデルはモーターB6モデルを2021年11月に発売した。2022年4月には航続距離の長いモーターB9モデルを発売する予定だったが、サプライヤーからの半導体を中心としたパーツ供給の遅れで来年以降に先送りされる見通しとなっている。

 インターネット販売分は約7000台の受注があり、好調な販売のスタートを切っている。この4月から本格的な登録にかかる見込みである。

 各モデルの月販規模はリーフ1500台、軽自動車EV2000台、アリア2000台程度を想定しており、合計5500台に急拡大する見込み。これによって後続する他社に圧倒的な差でリードし続ける構えである。

 ただリーフとアリアでは対照的な人気動向になっていることが伺える。両モデルとも充電後の航続距離の長いバッテリーと短めの両ユニットを設定し、売れ行きはリーフが短め、アリアが逆に長めと2分していることである。長めのユニットは航続距離が長いが50万円以上高く、短めは安い。

 アリアは長めのほうが売れゆきは良く、リーフは逆になっている。これは必ずしも航続距離が長いユニットのほうがマーケット評価は高いとは限らないことを示している。

■証言1:首都圏日産店営業担当者

 「リーフのマイナーチェンジは現行モデル発売後5年近くが経過するので、比較的大幅な手直しといえます。リーフの増販にとってはチャンスであり、引き合いが目立って多くなっています。

 従来モデルはオーダーストップで在庫一掃セールに入っています。この3月の決算セールでは値引きの拡大、2.9%の残価設定クレジット、最高10万円のキャッシュバック、10万円の充電設備サービスなどで盛り上げを図っています。

 2030年までには電気自動車の車種を国内だけで5車種以上に増やすと聞いているので、期待しています。車両価格は同クラスのガソリンNA車やハイブリッドに比べると、CEV補助金はリーフでは78万6000円なので、かなり売りやすくなっています」。

【画像ギャラリー】登場は『葉桜』の季節か!? 欧州日産が発表したマイナーチェンジ版リーフと新型軽EVサクラ(20枚)画像ギャラリー

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