首都高環状線~湾岸最速文化全盛期である1991年、日本クルママンガ界を代表する作品のひとつ『湾岸ミッドナイト』の実写版(オリジナルビデオ)が発売されました。主演は大鶴義丹氏。本稿では、我らがスーパーDJピストン西沢氏と大鶴氏によるトーク動画を紹介いたします。
文/文/ベストカーWeb編集部
写真/『大鶴義丹の他力本願』よりスクリーンショット
■第一弾「放送不能ワード連発 ピストン西沢と大鶴義丹が往年の首都高文化全盛期を語る動画を公開(その1)」はこちら
■マハラジャに飾ってあったポルシェ
前回に続き、首都高環状線~湾岸線を法定速度で走りながら最高速文化を語るピストン西沢氏と大鶴義丹氏。環状線をひととおり回ると、二人はいよいよ湾岸線へと突入。聖地、大黒PAへ到着するのでありました。
大鶴義丹「あの頃、具体的に憧れたのは…黒の70スープラですかね」
ピストン西沢「高いやつだ。羨ましかったですよねえ」
大鶴「エンジンは7MG(7M-GTEU型/3Lターボ)を積んだやつです」
ピストン「外車はどうだったんですか?」
大鶴「若かったからなあ…それでもやっぱりポルシェターボは憧れましたね」
ピストン「まあポルシェとかフェラーリとかは、池沢さとし先生の世界ですよね」
大鶴「そういえば当時、マハラジャにゲンバラ(GEMBALLA Automobiltechnik GmbH)ポルシェが飾ってあって、かっこよかったなあ…」
ピストン「マ ハ ラ ジャ !!」
(ここで当時の湾岸ランナーである某氏と電話をつなぐ)
ピストン「いま首都高を法定速度で走りながら当時のことを話してたんですよ」
某氏「法定速度って、60km/hとかでってことですか?」
ピストン「そうですそうです」
某氏「ということは、ちゃんとラインも守って走っているわけですね」
ピストン「もちろんですよ。当たり前じゃないですか」
某氏「(『首都高トライアル』や『湾岸ミッドナイト』などの)映画とかビデオでも、走っているシーンはみんなちゃんとラインの中を走っているんですよね」
(おかしなことを言いだす某氏)
某氏「でも首都高には首都高のラインがあるんですよ。それは**で****(以下、一秒も使えないので割愛)」
大鶴「僕の知っている範囲だと、首都高ショップと湾岸ショップとゼロヨンショップって、全部違っていたんですよね」
ピストン「ショップが違った。ふむ」
大鶴「ゼロヨンショップと湾岸ショップはちょっと絡むんですよね。重なるところがある。でも首都高はやっぱり足回りがうまい店。湾岸とゼロヨンは、エンジンを中心にやる」
ピストン「車種にもよりますよね。たとえばシビックとかだとエンジンは手を入れずに足回り中心とかになるでしょうし、エンジンをやる湾岸系、ゼロヨン系のほうがお金はかかることになりますね」
大鶴「そうそう。それでとりあえず新車買ってきてエンジンを全部やろうとすると、500万円とかかかっていました」
ピストン「500万円当たり前かーー。みんなお金使ってたんだなあ。そうやって作ったクルマを『オプション』とかに出して有名になるのがステイタスだったと」
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