■M2最後の限定車、M2 1015 (AZ-1)
マツダのグループ会社で、商品企画事業を手がけていた「M2」(東京都世田谷区)が、デビュー以来開発を進めていたのが、この1015というコードネームを持つ車両だ。
ボンネットにはラリーカーのポッドライトを想起させる、埋め込み式のフォグランプを装備。マツダスピードバージョンとは異なるリアウィングやテールランプなど、独自の個性的なデザインを採用していた。
当初限定50台(その後追加オーダーが可能になり、合計220台に)で発売された1015はあっという間に完売。販売不振だったAZ-1とは打って変わっての人気ぶりだった。
■現在の状況は?→現存
中古車市場に出ている正規のM2 1015は、絶版車専門店「VRP」(岐阜県)が販売する1台だけだ。タマ数は、着実にゼロに近づいているレッドリスト車だ。
■2ストロークエンジン搭載のソアラ、トヨタS-2XV
1989年に発表されたソアラに新開発だった2ストロークエンジンを搭載した「トヨタ S-2 XV」。ちなみにSとはスーパーチャージャーの頭文字で、構造は4サイクルエンジンと同じく吸気・排気バルブを各カムシャフトが作動させるというものでスーパーチャージャーは掃気を促すためのもの。
3L直6のガソリンと2.5L直4ディーゼルが参考出品され初代エスティマへ搭載予定だった。
ちなみにスペックは3L直6が240ps/3600rpm、50.0kgm/2800rpm、2.5L直4ディーゼルが100ps/3200rpm、29.0kgm/1600rpmだった。
■現在の状況は?→解体
この2ストロークエンジンを搭載したS-2XVは残念ながらトヨタ博物館にも所蔵されず、解体処分されたそうだ。
■ダイハツ シャレード デトマソ926R
1985年の東京モーターショーで、コンセプトモデルとして出展された、WRCグループBのホモロゲーションモデル「ダイハツ シャレード デトマソ 926R」。
1984年10月に発売されたWRCグループBのホモロゲーションモデルで限定200台が販売されたシャレード926ターボのエンジンをDOHC化し、76psから120psにパワーアップ。なんとミドにエンジンを搭載していた。エクステリアは全身にまとったアグレッシブなエアロパーツが装着され、リア最後尾で格子状に開かれたエンジン排熱や冷却用の開口部など、完成度は高かった。
コメント
コメントの使い方1995 ツインエンジン・エスクードがまだあったですか..よかったです!
ところで、あの赤いパイクスピーク エスクードはどうなったのでしょう?