名車存続の危機!? ホンダCB-Fの続報がない!! ニッポンのCB存続に黄色信号点灯か

ホンダCB-Fどうなった? ニッポンのCB存続に黄色信号か

 3月に大阪と東京、4月8~10日に名古屋モーターサイクルショーが開催され、コロナ対策で入場を制限しながらも全体で20万人近くを動員。各出展ブースも盛況だったが、今回密かに話題になっていたのは、ホンダCBが展示されなかったこと。

 今年はリアルサイクルショーが実施されることから、2020年に発表されたCB-Fコンセプトの続報も期待されていたが、現行モデルの展示まで見送られたのは、どういった異変なのか?

文/市本行平、写真/HONDA、Webike

【画像ギャラリー】名車CBの雲行きが怪しい!? 現行型CB1300とCB400はどうなる??(5枚)画像ギャラリー

モーターサイクルショーで続報がなかったCB-Fコンセプト

 ホンダCBと言えば、トヨタのカローラのようなメーカーを代表する王道的存在。だが、カローラがヤリスに置き換わったように、CBにもかつてのような勢いは見られない。中型ではレブル250、大型ではカワサキZ900RSに人気が集まっているのだ。

 CB1300シリーズは2007年、CB400シリーズは2016年までベストセラーブランドだったが、近年はライバルに押されている。そして残念ながらCB400シリーズは現在発売されているモデルで生産終了。また、CB1300シリーズも冬頃にファイナルエディションが発売される見込みだ。

 そんな状況で期待されていたCB-Fコンセプトの市販版は、2022年の東名阪モーターサイクルショーで発表されることはなかった。これは、コンセプトモデルの段階で凍結されたことを意味しており、市販版の開発は見送られたと見ていいだろう。

 2020年にホンダ独自のオンラインモーターサイクルショーでベールを脱いだ現代版CB-Fは、1980年代のCB900F/CB750Fをモチーフとしたネオクラシックモデル。往年の名車を蘇らせる手法は、ヒットの法則でもあるが、なぜ市販に至らなかったのだろうか?

2020年にホンダが発表したCB-Fコンセプトは、CB1000Rをベースに企画されたコンセプトモデル。日本発信のグローバルモデルとして世界初公開された

ジャパンCBを将来に繋げるためには二つの課題がある

 CB-Fコンセプトは「ジャパンCB」を標榜し、日本市場でのみ販売されているCB1300シリーズの後継機として企画されていた。さらに海外からの需要も獲得するため、欧米でも大きく支持されたCB900F/CB750Fのフォルムをオマージュしたのだ。

 当時の取材では、アジアからの反響はあったが欧米からの支持は決して大きくはなく、先行きは不透明と聞いていた。また、CB-Fコンセプトのベース車であるCB1000Rは約167万円で、約138万円のカワサキZ900RSにどう価格面で対抗するかも課題になったはずだ。

 一方、現行型ジャパンCBのCB1300シリーズは、2021年にモデルチェンジし、要望の多かったクルーズコントロールなどを装備したが、販売計画1600台に対して実績は904台(二輪車新聞推計値)に留まっている。4853台(同)のZ900RSに大きく水を開けられてしまった。

 ジャパンCBには二つの課題があり、まず現行CB1300シリーズを継続させるにも販売面で苦戦していること。そして、新型ジャパンCBを開発するには適価のベース車が必要なことだ。ちなみにカワサキZ900RSのベースとなるZ900は114万円で、これにRS用の装備を与えている。

CB1300シリーズは2021年に排出ガス規制をクリアしたばかり。今回のモデルチェンジによるテコ入れでも販売が伸びなかったのは、ユーザー嗜好の変化の表れかも知れない

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