新型GT-R開発凍結!? 次期型プロジェクト開始!?!?

■ポルシェがEVスポーツカーを2019年に発売!

2019年に発売予定のポルシェタイカンとテストドライバーのマーク・ウエーバー

先に紹介したインフィニティQ60ブラックSはインフィニティの既存の3L、V6ツインターボエンジンに電動化を加えたもの。そして2020年に登場する新型フェアレディZも、3L、V6ツインターボを搭載することがほぼ決まっている。

次期GT-Rにはこのパワートレインが搭載されることはまずない。かたや現行のVR38DETTを発展させ、これにブラックSと同じようにF1譲りのハイブリッドを組み合わせることも考えられるが、これについての可能性は非常に低いといえる。

というのは、2020年以降のスーパースポーツの潮流は、2021年から始まるEUのCO2規制もあり、これまでのようなガソリンエンジン+モーターのハイブリッドとは考えにくい。乗用車の分野でも各メーカーがEVシフトへ加速中だ。

そんななか、ポルシェが2018年6月、EVスポーツカー「タイカン」(トルコ語で「元気のいい若馬」)を発表。2019年から開始を開始し、合わせて2020年から日本で売ることも発表した。

この「タイカン」は、2015年からルマン24時間レースを3年連続で制した919ハイブリッドや918スパイダーのテクノロジーを受け継いだモデル。

4ドアボディの前後に2基の永久磁石シンクロナス・モーター(PSMと名づけている)を搭載。これをポルシェでは「近未来のターボチャージャーとも言うべきデバイス」としている。

合計出力は440kW(600ps)に達し、4輪を駆動。トルクの太い電気モーターの特性を活かして、静止から時速100kmまでを3.5秒以下で加速すると発表している。

バッテリーは800ボルト仕様で、専用のシステムで充電すれば1回のフル充電で巡航距離は500km、15分の充電でも400kmが確保できるという。

最大のライバル、ポルシェは先にピュアEVスポーツカーをリリースするのだ。

■次期GT-RはEVスポーツカー! 発売は2023年!

「スーパースポーツは、2020年以降、EV化の流れになる」というのを理解していただけただろうか。もちろん、(フォーミュラEに参戦することもあり)この流れはGT-Rも避けられない。

次期GT-RはピュアEVになる。当サイトは現時点で集まっている情報を総合して、そう予想する。

群を抜いたEV性能、つまり世界最高のEVスポーツカー。これこそが次期GT-Rの開発コンセプトだ。正直、ポルシェタイカンがライバルというよりは、本命の開発ターゲットは「打倒テスラ」だろう。

グローバルデザインを統括する専務執行役員のアルベイゾ・アルフォンソ氏は、2018年6月に行われたグッドウッドのイベントで、次期GT-Rはどうなるのか? というメディアの質問に「電動化を推し進めるにしろ、まったく手掛けないにしろ、パワーを突き詰めます。新開発プラットフォームを作っているのは確かなのですから、ゴールはハッキリしています。GT-Rは最速でなければなりません」とコメントしている。

そう、GT-Rは世界最速のスポーツカーでなければいけないのだ(この時点ではエンジンが残るかもしれないと示唆しているが……)。

まったく新しいプラットフォームにピュアEVを搭載し、パワーは800ps〜1000ps。価格は2000万円は下らないだろう。1輪ごとに独立してコントロールするインホイールモーターになるのか……。さらにGT-Rをインフィニティブランドで売ればいいと意見も出ているという。

このぶんでいけば、次期GT-Rの発売は2023年頃。詳細は2020年頃には徐々に明らかになってくるだろう。

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