毎月約200店舗のディーラーを回り、足で稼いだ情報をみなさまにお届けする当企画。「販売の鬼」といわれる遠藤徹氏がお届けします。
今回は11月2日に一部改良を受けるアルファード/ヴェルファイアをはじめ、ジムニー/ジムニーシエラやカローラスポーツの納期はいつになるのか?
さらにステップワゴンの販売苦戦、軽販売でスズキがダイハツを追い上げている状況など、新車の売れ行き&スクープ情報をてんこ盛りで大公開!
※2018年9月中旬時点での情報です
文/遠藤徹
写真/ベストカー編集部
初出/ベストカー2018年10月26日号
■アル/ヴェルが11月2日に一部改良、事前受注開始!
トヨタはこのほど11月2日に一部改良するアルファード/ヴェルファイアの事前受注を開始しました。
今回は従来メーカーオプション設定だったインテリジェントクリアランスソナーを全車標準装備とするほか、カーナビとのセットだったメーカーオプションのブラインドスポットモニターを、バックミラーモニターとのセットにすることで、実質的な価格引き下げを行います。
標準化されるインテリジェントクリアランスソナーぶんは3万円値上げとなります。従来モデルはすでにオーダーストップしており、在庫はほとんど売り切れの状況にあります。うまくキャッチできれば35万円以上の大幅値引きがゲットできる見込みです。
■カローラスポーツの納期がさらに先送り傾向に
トヨタが2018年6月26日に発表、発売したカローラスポーツの売れゆきがさらに加速傾向にあり、納期が先送り気味となっています。
発売当初は約2カ月待ちだったものが、9月中旬現在では上級モデルのGZとハイブリッドGXが3カ月待ち、中間モデルのGが2カ月待ちとなっています。6MTモデルも1〜2カ月程度となっています。
売れ筋グレードはGないしはGZで、ハイブリッドはシリーズ全体の約半分を占めています。このためカローラシリーズトータルではトヨタ全系列店扱いのプリウスを上回る販売推移となっています。
■ステップワゴンの販売が苦戦中。打開策はあるのか?
ホンダが2015年4月にフルモデルチェンジした現行ステップワゴンが販売で苦戦を強いられています。2017年9月には待望の2Lハイブリッド車を設定しましたが、販売は充分に回復できていないのです。
同クラスのライバル車には日産セレナ、トヨタヴォクシー/ノア/エスクァイアがありますが、エスクァイアを除いたほかの3車種には大きく水をあけられています。
首都圏のホンダカーズ各社では、キャンペーン期のサービスとして15万円分のクーポンプレゼントという最も買い得度の高いサービスを実施しているのですが、その効果は上がっていない状況にあります。
クルマの出来そのものは悪くありませんが、ウリのひとつとなっている横にも開閉できるバックドアのデザインが不評との指摘もあります。
現行モデルは2019年4月には4年が経過してマイナーチェンジの時期を迎えますが、どんな改良が実施されるのか注目したいです。
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