■最後の1台!? ディフェンダー007限定車も用意
007スタントカーという巨大なコレクターアイテムは、基本的に展示用。実際に乗って楽しめる出品車はないの? という声も聞こえてきそう。そんなリクエストに応えるように用意されたのが、「ディフェンダー110 V8ボンドエディション」だ。
2021年9月に発表された限定車で、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に新型ディフェンダーの出演を記念して製作されたもの。パワフルな525ps/625Nmの5L V8スーパーチャージャーエンジンを搭載したもので、8速ATを搭載。ボディタイプは、3ドアショートボディ「90」と5ドアロングボディ「110」が選択できた。
スタントカーのディフェンダー110の仕様にインスパイアされたもので、限定車専用エンブレムも装備されている。世界限定300台が送り出されたが、日本には未導入のモデルである。出品車はディフェンダー110の英国仕様となり、もちろん、公道走行も可能。
さらに出品車両の特別仕様として、ダッシュボードのサイドに「60 Years of Bond」を追加されているのが大きな特徴だ。落札予想価格は20万~30万ポンドという。
このオークションは、これまでの007公式同様にチャリティーを目的としており、今回の場合、ディフェンダー110スタントカーの収益は英国赤十字に、ディフェンダー110 V8ボンドディションの収益は自然保護慈善団体「Tusk」へ寄付されることが公表されている。もちろん、すべて出品物の収益がさまざまな慈善団体に寄付される。
オークションは2部制となっており、9月28日の英国ロンドンのクリスティーズで行われるライブオークションに加え、9月15日から10月5日までの期間のオンライン形式のオークションも行われる。
出品されるすべての商品の情報は、クリスティーズの公式サイトで確認が可能。そのなかには、1989年の『殺しのライセンス』でボンド役のティモシー・ダルトンが着用した本人サイン入りのディナースーツや、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』でボンド役のピアース・ブロスナンが、犯人追跡のために、スーツ姿でずぶ濡れになりながら、運転した「Qジェットボード」なんてものも含まれているのは興味深い。
さらに実車のなかにはボンドカーなども含まれるので、公式サイトの紹介ページにはより詳しい情報も記載されており、一見の価値ありだ。
【画像ギャラリー】日本未導入の007限定車「ランドローバーディフェンダー110 V8 ボンドエディション」とは?(10枚)画像ギャラリー
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