【最新マフラー事情】マフラーを交換するとこんな幸せが待っている!!


■ハイブリッド車、ディーゼル車の排気系は複雑・多機能化!

ハイブリッド車だから純正マフラーからの交換ができない訳ではなく、マフラーメーカーによってはサウンドやスタイルの向上だけでなく、エンジンのトルクアップにより燃費向上を謳っているところもある。

しかしハイブリッド車を選ぶオーナーは走りの楽しさよりも、まず燃費を重視しているだけに、カスタムやパフォーマンスアップにお金をかけるユーザーは少ない。プリウスでカスタムを楽しむオーナーは非常に少数派なのだ。

それにハイブリッド車の排気系には、ガソリン車にはない機能が盛り込まれている。プリウスやアコードハイブリッド、アクアなどのマフラーには、触媒の後に排気ガスから熱を回収する排熱回収装置が組み込まれている(下図はアクアの寒冷地仕様のオプションに組み込まれている排熱回収器)。

アクアの排気熱回収器はエンジンの排気ガスの熱を冷却水に回収する装置。排気熱回収器が装備されている寒冷地仕様車は標準仕様車よりも早く冷却水を温めることができる。クルマの暖房は温まったエンジン冷却水の熱を利用しているため、排気熱回収器を使って素早く冷却水を温めることができれば暖房の効率が向上する。さらにエンジンが冷えている始動時に排気熱回収器で温められた冷却水によって逆にエンジンを温めることができるためエンジン暖機運転を早く完了する効果もある。暖機運転時間を短縮できれば、その時間使うはずだったガソリンを使わなくてすむため、燃費が向上する

従来、マフラーが外気で冷却されることによって捨てていた熱を利用して、エンジンの冷却水を温めているのだ。これによってEVモードで走行することの多いハイブリッドでも早く暖機走行を終わらせて燃費を向上させているのである。

ボルグワーナーによれば、排熱回収でハイブリッド車は最大で8.5%も燃費を改善できるというデータもある。

■ディーゼル車の排気系も複雑化している

マツダのSKYACTIV-Dは尿素SCR(選択還元触媒)やNOx後処理システムを不用としている

またディーゼル車の排気系も複雑化されている。マツダのSKYACTIV-Dでも酸化触媒のほかにDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)を装備して、NOxとPMを低減しているが、他社のクリーンディーゼルはもっと複雑だ。

メルセデスベンツやBMW、VWアウディ、ボルボや三菱などのディーゼル車は、SCR触媒という尿素を使ったNOx還元触媒が使われている。

これは排気ガス中に尿素水を噴射することにより、尿素((NH2)2CO)がアンモニア(NH3)に変化してNOxをN2とH2Oに還元するのだ。

トラックなど商用車でも使われており、尿素水のコストもかかるものの、厳しい排ガス規制をクリアさせるためにディーゼルにはなくてはならないシステムとなりつつある。

いまやクルマのパワートレインは複雑、高度化する現在、マフラーを交換することが少なくなってしまった。

けれども、人とは違うクルマに仕上げたいというオーナーにとって、スポーツマフラーはアルミホイールに並ぶ、魅力的なカスタムパーツには変わりはない。

当分、エンジン車はなくならないだろうが、まだ残っているうちに、美しいエグゾーストノートを奏でるマフラーに交換してみては?

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