さらに進化した高機能シート
ドライビングポジションの調整幅を拡大し、さまざまなドライバーに最適なポジションを確保する新高機能シートを一部車型に標準設定。また、ショルダー調整、シートヒーター、ベンチレーション等の機能に加え、サスペンションロック機能も新搭載された。
また、リモコンキーをポケットなどに入れたまま、ドアのボタンを押すだけで施錠/解錠が可能なキーレスライドを新規設定。スターターもキーレス化され、スイッチを回すだけでエンジン始動が可能となった。
AMT「スムーサーGx」はクラッチ制御システムを一新し、クリープ機能を追加。細かな車速コントロールが要求されるプラットホーム付けや、段差乗り上げ等の微速走行が可能となった。また、イージードライブのニーズに応えて、ダンプやミキサーにもスムーサーGxを組み合わせた車型を新規設定した。
MIMAMORIもリニューアル
商用車テレマティクス「MIMAMORI」サービスを全面刷新し、今回改良した大型トラック「ギガ」にて提供を開始。MIMAMORIは、10月4日より運用を開始する商用車情報基盤「GATEX」を利用して提供するサービスとなる。
MIMAMORIは、データ通信とインターネットを活用し、遠隔で車両の運行情報(燃費、CO2/NOx/PM排出量、車両現在位置情報、ドライバーの運転操作情報など)を収集、解析するクラウド型の運行管理システム。
デジタルトランスフォーメーション(DX)やカーボンニュートラルなどの社会課題解決に向け、運行指示書と連携した「商用車ナビゲーション」や「動画ドライブレコーダー」などの新たな機能を追加するとともに、2024年問題に向け労務管理機能や動態管理機能のさらなる強化を図った。
なお、MIMAMORIサービスの利用には別途有償契約が必要。
軽量化で積載量アップ
エンジン/トランスミッション等のシャシー構成部品、およびGカーゴのボディ各部構造の見直しなどで車両の軽量化を実現。最大積載量を従来比200〜300kg向上した。
また、極東開発工業製の完成車ダンプには、強度と軽量化を両立する耐摩耗鋼板「HARDOX」と軽量ホイストを採用し、最大積載量を従来比600kg向上した「高積載仕様車」を新規設定。
このほか、ベッドレスのショートキャブ車に、フルエアサスペンションを組み合わせたモデルを新規設定した。
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