国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)は、タイヤにとっても喫緊の課題だ。ミシュランでもSDGsに取り組んでいるが、このほどサステナブル素材の比率を高めた公道用タイヤを開発した。
タイヤの主成分である天然ゴムは名前の通り天然素材だが、森林保全と両立しなければならない。化石燃料に由来する成分の削減や、カーボンブラックやスチールなどの素材のリサイクルもタイヤのSDGsに向けた課題となっている。
ミシュランが発表したのは、今のところ乗用車用とバス用タイヤだが、装着本数が多く、走行距離が長いトラック用タイヤは、タイヤメーカーにとってボリュームゾーン。いずれトラック用タイヤにも展開されることだろう。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/ミシュラン・ポルシェ