【厳重注意!!】この時期増加!! 死に至る「居眠り運転」と「積雪車中泊」の危険と理由

■運転中の眠気を防ぐための方法

運転中の眠気を防ぐために簡単にできる方法から挙げてみると、

1/窓を開ける
空気を入れ替えるのはリフレッシュには効果的。夏場はツライかもしれないが、冬場に長距離走る場合には、車内がエアコンの暖房で温められた空気で長時間満たされるので、多人数が乗車している場合はより一層効果があるはず。

2/コーヒーやガムを口にする
ガムを噛むことは脳の血管を拡張させて血行を良くする効果がある。カフェイン入りのコーヒーや目覚ましドリンクというのは特別ではないが、頼りにしている人も多いだろう。

3/同乗者と話す、歌う
単独で走る際には意外に効果がある。音楽を聴くのはリズムや曲調にもよって効果はマチマチだろうが、無言で過ごしているよりは遙かにマシ。一般道で車内を大音量の曲で満たすのはこれとはまったく別の話。

4/ストレッチなど身体を動かす
もちろん停車できればの話だが、トイレ休憩などともに、身体がこわばってきたと感じた時に、血行がよくなって気分がすっきりするはず。 冷たい水で顔を洗うのも言わずもがなの対応策だ。

5/仮眠をとる
高速道路の場合はサービスエリアなど、一般道路の場合は近くに休める場所があれば、10分〜15分程度でも仮眠は充分な効果がある。ただし、運転前には目を覚ますために身体を動かすことを忘れずに。

■クルマに装備される居眠り防止装置

居眠り防止の車両側が対応した装備を見てみると、過去にはトヨタがクラウンやレクサスLSでステリングコラムにカメラを装着して顔の動きをモニターする機能を採用した例があったが(現行車種では未設定)、最近ではステアリングから手を離したり操作が行われない場合に警報機能でドライバーの注意を促す機能などが見られる。

2018年7月に発売されたスバルフォレスターのアドヴァンスに採用された「ドライバーモニタリングシステム」は、中央のマルチファンクションディスプレイのバイザー部に設置された専用カメラがドライバーの表情をモニターする機能を持つ。

ドライバーが走行中に一定時間以上目を閉じていたり、顔の向きを前方から大きく外したりするなど、ドライバーに眠気や不注意があるとシステムが判断した場合、メーターやマルチファンクションディスプレイへの警告表示と警報音で、ドライバーと同乗者に注意喚起する。

2018年7月に発売されたフォレスターにはドライバーモニタリングシステムが搭載されている

新型フォレスターのウリのひとつが、このドライバーモニタリングシステム。これはドライバーが乗り込みとマルチファンクションディスプレイのバイザーに内蔵されたカメラがドライバーを認識。走行中、居眠りや眠気を感知すると警報音や警告表示。そのほかドライバー情報をあらかじめ設定すると、5人までのドライバーのシートポジションやエアコン設定、そのドライバーの平均燃費などを表示する

■JAFによれば居眠り原因のほとんどが疲労と睡眠不足

JAFの調査によれば、居眠り運転の原因のほとんどは「疲労」と「睡眠不足」とされている。前提として、疲れている時や睡眠不足の時は運転を控えるべきだというが、それでも仕事やスケジュールに追われていれば致し方ない状況もあるのだから、理想論ばかりは言ってはいられない。

運転中の眠気を防止するポイントとしては、疲れを感じる前に休憩をとることも頭に置いておきたい。長時間のドライブではトイレ休憩など、最低でも2時間に1回は休憩を取るようにしたいが、これは眠気防止というよりは長距離移動では常に実行すべきことだから、ドライバーの「マナー」というよりは「運転技術」のひとつだから、常に気に留めておくべきだろう。

次ページは : ■マナーが問われ始めた「車中泊」

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