コックピットはもうすぐこうなる!?(3)〜クルマのインパネまわりが急激に進化中〜

■ココが変わる!〈ステアリング〉コンセプトカーは四角いハンドルだらけだが?

 機械的なリンクを使わず電気信号に置き換えて操舵するステア・バイ・ワイヤ方式を日産が採用するなど、技術的に進化しているステアリング。また、コンセプトカーではいろんな形状のハンドルが採用されているだけに、今後ステアリングがどう変わるのか?も注目だ。

 国交省によると、「ハンドルの中心の位置や大きさ、衝突時にドライバーへの衝撃を与えない形状であることなどの規定はありますが、丸い形状でなければならないわけではありません」とのことだが……。この先、ステアリングは大きく変わりそうか? 自動車評論家の鈴木直也氏は次のように語る。

「例えば、アクセルやブレーキがペダルである必要はないという考え方もできるわけだけど、これだけ現在のクルマの運転スタイルが普及しちゃうと、インターフェイス自体をガラリと変えるというのは意外に難しい気がする。基本的なクルマの操作となるステアリングやペダルは変わらないんじゃないかな。

 ただ、カーナビやクルーズコントロールの設定などの電子デバイスを使ったクルマとのやり取りが増えたため、ステアリングのスイッチは増えている。それらをいかに運転するドライバーにとって使いやすいものにしていくかという提案が各メーカーで競われるだろうね」

■ココが変わる!〈シフトレバー〉MT車がほとんどなくなり、シフトレバーはどうなる?

 最近ではプリウスなどハイブリッド車は独特のシフトパターンを使ったスイッチのようなシフトに変わってきているが、シフトレバーは今後大きな変化がありそうか? これも前出の鈴木氏に聞いてみた。

「ギアシフトは大きく変わったよね。AT化で基本的にシフトレバーやクラッチペダルがいらなくなって自由度が生まれて、現在のベンツのシフトレバーはコラムに付けられたスイッチのようになっている。スポーティカーはパドルシフトやシーケンシャルシフトが採用されるなど、クルマの性格に合わせていろいろなバリエーションが用意される傾向は今後も続くのでは」

 MT車がなくなったら、従来のフロアシフトタイプのシフトレバーはなくなるかも?

〜完全EV時代にはコックピットは?〜

 パワーユニットが電気になって不要になる計器はタコメーターくらいだと考えます。すでに水温計のないガソリン車も多いし、燃料計など電気自動車になっても必要。ということを考えれば「大差なし!」。実際、リーフに乗っていてもコックピット関係はガソリン車と何ら変わらず。

 こう書くと「オール液晶になるんじゃない?」みたいに思う人もいるだろうけれど、それはガソリン車だって同じ。あくまで走行中に必要な条件を表示するのはインパネであり、電気もガソリンもヘチマもありません。参考までに書いておくと、自動車用の液晶は耐久性の要求値が高く、なかなかコストダウンできないらしい。(国沢光宏)

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