来年5月9日~11日の開催に向けて、日本最大のトラックの祭典「ジャパントラックショー2024」が早くも動きだした。
2月9日にはトラックユーザーと出展メーカーによるビジネス交流会「サポーターズフォーラムin東京」を開催。
約200名を集めたこのフォーラムでは、主催の一般社団法人国際物流総合研究所の南元一会長より、今年3月10日にパシフィコ横浜で「ジャパントラックショー2024」の開催企画説明会を開くことが発表された。
さらにサプライズ企画として、今秋10月29日、富士スピードウェイで実際に車両を走行させる体験型イベントの「ジャパントラックショーin Fujispeedway2023」の開催もアナウンスされた。
トラック業界に絶えず新鮮な話題を提供するジャパントラックショーだが、早くも動き出したその最新情報をお伝えしよう。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
2024年問題を主題にフォーラムを開催
まず、2月9日に東京中央区の「TKPガーデンシティPREMIUM京橋」で開かれた「サポーターズフォーラムin東京」だが、これはジャパントラックショーのスピンオフイベント。
ジャパントラックショーでは、ショーの開催主旨に賛同する物流事業者の応援団をサポーターズ(現在約560が加盟)と称して普段から交流を深めているが、これはその拡大版で、会場には物流企業およびショー出展者など約200名が参集した。
フォーラムでは、まず前出の南元一会長、実行委員長の東京都トラック協会の浅井隆会長が挨拶。ついで、元運輸・国土交通官僚でトラック業界に詳しい自民党の赤澤亮正衆議院議員が「2024年問題への対応策と荷主への改善指針について」をテーマに特別講演を行なった。
さらに、「2024年問題のベストアンサー」と題して、福岡運輸の富永泰輔代表取締役社長、東亜物流の森本勝也代表取締役が登壇。「残業上限規制と乗務員採用について」「運送会社が行なう具体的対策」「運送会社としての魅力発信」「人材不足の打開策」「適正運賃収受とサーチャージについて」「2024年問題の解決につながるその他」「2024年問題に対する荷主との共通理解構築について」などをテーマにパネルディスカッションを行ない、その後の懇親会に繋いだ。