近頃減少していたクルマとバイクの盗難件数が昨年、久々に増加に転じた。特に中部と近畿地方では2~3割と大幅に増加していることが判明! 都道府県別の件数も合わせ、二輪&四輪盗難の最新実態に迫る。
文/沼尾宏明、写真/AC、pixabay、沼尾宏明
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クルマは19年ぶり、バイクは11年ぶりに盗難増!
物理的な手口に加え、デジタルでハッキングする盗難手口も増加しつつある昨今。警察庁による犯罪統計資料によって、クルマの盗難件数が増加していたことが判明した。
自動車および二輪車の盗難件数は近年減少を続けていたが、2022年は久々に増加。クルマは19年ぶりに、バイクは11年ぶりの増加に転じてしまった。
まず自動車の盗難認知件数は5734件で前年から552件増(前年比10.7%)。ピークだった2003年の6万4223件から徐々に減少し、2018年は59年ぶりに1万件を下回った。その後も5年連続で1万件を下回ったが、2022年は2003年以来のプラスになったのだ。
犯人の検挙件数と検挙率は次のとおり。
・検挙件数 2612件(前年比56件増 同2.2%増)
・検挙率 49.3%(同3.7ポイント減)
検挙人員625人のうち少年は61人。前年から6人減だった。盗難認知件数が増加したにも関わらず、検挙率が減少するという非常に残念な事態となっている。
盗まれた後に犯人が検挙される確率は例年、約半分。さらに盗難されたクルマが見つかる確率は24%に過ぎない(2020年度 日本損害保険協会「第22回 自動車盗難事故実態調査結果」より)。
ワーストは愛知、大阪、千葉。増加率では富山と北海道
続いて都道府県別に見てみよう。明らかに増加が目立つのは次の一道五県だ。
・北海道 87件(50件増 135.1%増)
・群馬県 233件(84件増 56.4%増)
・埼玉県 606件(113件増 22.9%増)
・富山県 62件(44件増 244.4%増)
・愛知県 884件(139件増 18.7%増)
・大阪府 652件(133件増 25.6%増)
さらに中部エリアでは石川を除く、富山、福井、岐阜、愛知、三重の各県で増加した。特に突出しているのは愛知県で、全国で最も増加数が多い。中部エリア全体では1199件となり、207件(20.9%増)増加した。
そして、近畿エリア(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)は全ての県と府で増加。目立つのは652件の大阪府で、近畿エリア全体では240件増(31.9%増)の992件だった。
全国での認知件数ワースト5は次のとおり。
・愛知件 884件
・大阪府 652件
・千葉県 627件
・埼玉県 606件
・茨城県 587件
昨年のワーストは千葉だったが、2位の愛知が浮上。前年4位の大阪が2番手に浮上した。
増加率では、富山県(244.4増% 44件増の62件)、北海道(135.1%増 50件増の87件)、秋田県(128.6% 9件増の16件)がワースト3だった。
逆に、最も減少が目立ったのは千葉県で、132件減(17.4%減)の627件。100件以上減ったのは千葉のみである。また、茨城県(46件減の587件 7.3%減)、静岡県(22件減の58件 27.5%減)も大きく減少した。
なお車上ねらいの認知件数は、前年から7件増の2万3289件と横ばい。部品ねらいは254件増(1.9%増)の1万3301件だった。
コメント
コメントの使い方ワーストが愛知県。だろうな。自民党の安倍晋三の
せいで外人がウヨウヨしてるAAAのオークションに行ったら外人ばかり、まずは外人を追い出せ。それをしないと駄目だな。自民党の政策ミスだよ。貧しくなったからな、日本は。