VW ID. 2allコンセプト発表！　手頃な価格のちょうどいいEVを2025年に!!

■航続距離は実用的な450km！ 約20分でバッテリーを80％充電可能

　フロントに搭載されるモーターは、最高出力166kW（226PS）を発生する。0-100km/h加速は7秒以下で、最高速度は160km/h。一充電走行距離はWLTPモードで最大450km。急速充電器を使用すれば、約20分でバッテリー容量の10～80％を充電することが可能。

　より上位のID.シリーズに搭載されている数多くの最先端テクノロジーを組み込むことも計画されている。これには、部分的な自動運転を可能にする「トラベルアシスト」やLEDマトリックスヘッドライト「IQライト」などが含まれるという。

　そのほかの機能として、水平なLEDストリップでつながれた左右の3DLEDテールライトクラスター、メモリー機能付きの駐車支援システム「パークアシストプラス」、光のアニメーションで各種情報を通知する「IDライト」、マッサージ機能付き電動シートなどが搭載される。

■ポロと同じくらい手頃な価格を目指す!! 2025年に量産モデルが発売予定

　車両価格は、2万5000ユーロ（約360万円）以下のベース価格を実現することを目指すとしている。ちなみに、ID.シリーズ日本導入第一弾となるID.4の価格は514万4200円から。

　すっきりとした内外装やVWらしい高い実用性を備えるID. 2all。サイズも価格も手頃なモデルで人気を集めそうなモデル、日本市場での登場にも期待したい。

　VWは今回発表されたID. 2allを含め、2026年までに10車種の新しい電気自動車を欧州市場で発売予定。今年だけでも、新型ID.3、ロングホイールベースバージョンのID. Buzz、サルーンモデルのID.7が発売される。

　続いて、2026年にはコンパクトな電動SUVが登場する予定。さらに2万ユーロ（約290万円）以下の電気自動車の開発にも取り組んでいるという。今後もEVシフトに積極的なVWの動向に注目していきたい。

●ID. 2all 主要諸元
・全長×全幅×全高：4050×1812×1530mm
・ホイールベース：2600mm
・最高出力：166kW（226PS）
・一充電走行可能距離：約450km（WLTPモード）
・タイヤサイズ：225／40R20