■思わず丸形ハンドルのように、手を持ち替えてしまったということもない
ヨーク型ステアリング装着車に乗る前に、いつものくせでハンドルを持ち替えてしまったら……とか、ちょっとハンドルを切っただけでぐいぐい曲がっていくので違和感ハンパない……というのを想像していたのだが、むしろがっかりするほど、自然で、違和感は少なかった。
ステア・バイ・ワイヤは、ハンドルとタイヤが直結していないため、路面からの入力に対して、どのようにドライバー側に伝わってくるか興味津々だったが、路面の悪いバンプではキックバックがまったくなく、路面からの衝撃をあまり感じないことに驚かされた。
運転が楽しいと感じる時は、路面からのステアリングインフォメーションは心地よく感じるものだが、それが長距離ドライブとなると、疲労につながるので実にありがたい装備でもある。
気になったのは、ウインカーレバーがハンドルに付いているため、ハンドルを回すと当然のことながら回ってしまう。なぜこのようにしたかというと、ハンドルを持ち換えることなく、どの位置からでもウインカーレバーの操作ができるようにしたそうだ。
重ステ(パワーステアリングがない)に慣れた50代のおじさんにとっては、操舵感よりも、グランツーリスモのようなゲーム感覚とか、未来のクルマを運転しているという、なんともいえないワクワク感のほうが大きかったかもしれない。今後は、BEVの上級車種を中心に増えていき、制御領域も広がっていくだろう。
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