タイヤのトレンド変化もパンクの遠因に
【2】タイヤパンク修理キットの使い方が分からない
JAFのロードサービスにおいて、タイヤトラブルによる出動件数が増えているのは、「タイヤパンク修理キットの使い方が分からなかったので、ロードサービスを頼んだ」というケースも考えられる。
パンクに限らず路上での作業は非常に危険なので、無理をせずロードサービスを頼むというのは正しい判断ではある。ただ、それでも、乗っている車のタイヤ修理備品がスペアタイヤなのか、タイヤパンク修理キットなのかどうかは最低限把握しておきたい。
【3】扁平タイヤの増加でパンクに気づきにくくなってる
さらに、車の高性能化に伴い、ゴム部分が薄い50扁平以下の扁平タイヤが増えているという事情もある。
こうした扁平タイヤの場合、(エアボリュームが少ないため)目視ではパンクや空気圧低下に気づきにくく、しばらく走った後に「実はパンクしていた」というケースも考えられる。
それだけにエアゲージやタイヤを蹴っての空気圧の確認は重要だ。
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こうしてパンク急増の背景をつらつらと挙げてみるに、やはり最大の原因は車両メンテナンスへの関心低下につきるように思える。
車の燃費が全体的によくなってガソリンスタンドへ行く機会が減り、また自分で洗車するケースも少なくなって、愛車のタイヤの状況を気にかけたり、指摘される場面も実感として減ってきている(個人的にはスマホの普及が進んでJAFに連絡しやすくなっている、というのも大きい気がするが)。
一般道で昼間の場合、パンク→タイヤ交換でJAFを呼ぶと、作業代として11,020円かかる(会員は無料、タイヤ代別)。なによりタイヤのパンクは命にかかわる重大なトラブルだ。普段からのチェックを怠らないよう、注意と早めの対策を心がけたい。
コメント
コメントの使い方JAFの統計でもタイヤのパンクがかなり多かったと思うのですが、自動車メーカーは車を安く売るためにスペアタイヤは殆どが装着してないですね。私の知ってる限りランドローバーのレンジローバーはスペアタイヤが入ってますね。
タイヤの空気圧は気温、走行速度、直射日光の影響を受けます。
Facebook に私が毎日TPMSを使って点検した結果を毎日投稿しています。図1グラフは、通常の点検結果毎回変化しています。下のグラフは、平均気温を基準にボイルシャルルの法則で補正した結果です、https://www.facebook.com/yasuhiro.okada.18/
JAFの救援件数が増えたのはスペアタイヤの無い車両が増えたからでは?
メーカー側も低扁平タイヤを装着する様になったからね。ホイールの大径化でブレーキを大きくしていたり制御系の部品を組み合わせしやすくしているだろうね。それに依る低扁平タイヤの装着だから空気圧が少な目なのに気付かない。パンクにも。
セルフ給油が増えて
ガソリンスタンドスタッフの目視チェックが減ったからだと思いますね
営業目的とはいえタイヤの状態をしるきっかけが減ったことが原因の一つだと思います
タイヤの空気圧は気温、走行、直射日光に影響します。ゴム透過率の関係で日本では真夏がもっと自然漏れします、真冬はほとんど自然漏れません。あとは気温の変化と走行の影響です。真の空気圧は平均気温に補正(ボイルシャルルの法則)しないと分かりません。
検索「CO2削減スマホで 空気圧点検」で私のTwitter(X)が検索されます。個人は無料で使用できます
確かに点検する人は減ったが、一番は夏の最高気温が上がった為かもしれない。
10か月前に車検を取ったのにも関わらず、今年の夏にタイヤ4本のトレッド面にひびが入っているのに気づいて交換したのだが、まだ4年、タイヤを替えてからの走行距離も23000kmで山はある状態だった。
1998年の最高気温が33.8℃なのに対して、2018年が37℃、2023年は39℃の所もあったようで無関係とは思えない。