三菱ふそうのトラック・バス用テレマティクスサービスとデータ連携しているドコマップジャパンの動態管理サービス「docomap Vehicle」に新プランが登場。新プランの名前は「グリーンプラン」だ。一体どんな機能があるのだろうか?
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/三菱ふそうトラック・バス、「フルロード」編集部
平均燃費や燃料消費量などを見える化
「DoCoMAP」は、ドコマップジャパンが提供しているトラック/バス向けの車両位置情報管理サービスである。
車両に取り付けたGPS端末の位置情報で、車両の位置をGoogleMaps上に表示/管理することができるのが特徴。導入に際しては、車両にGPS端末を装着する必要がある。
一方、2022年4月にサービスが始まった「docomap Vehicle」は、車両にもともと装着されている純正テレマティクスサービス用のGPS端末を使い、車両の位置情報を表示/管理するのが特徴。
導入に際し、専用のGPS端末を導入する必要がないことから、導入コストを抑えることが可能だ。
現在は、三菱ふそうのトラック用テレマティクスサービス「Truckonnect」とバス用テレマティクスサービス「BusConnect」、および日野自動車の商用車用テレマティクスサービス「HINO-CONNECT」と連携している。
ちなみに料金はベーシックプランで月額1180円(台/税別)。主な機能は「リアルタイム車両位置情報」「車両の速度表示」「13カ月分の走行履歴」などとなっている。
一方、今回新たに提供が開始される「グリーンプラン」は、ベーシックプランの機能に加え、「燃料消費量」「平均燃費」「CO2排出量の見える化」などの機能を搭載。
環境問題に取り組む企業へのサポートを充実させるとともに、取引先への環境負荷等の報告書提出の省力化に寄与。環境に配慮した輸送へのシフトが進む中で、運行管理者の作業時間や負担軽減にも寄与する。料金は月額1480円(台/税別)だ。
なお、三菱ふそうの「Truckonnect」と「Busconnect」は、2023年7月よりユーザーがスムーズに操作できる直感的なウェブインターフェースを新たに導入。
刷新されたレスポンシブなインターフェースにより、どのデバイスでも、どこからでも、フリートの管理とモニタリングを最大限の利便性で行えるようになったという。
■グリーンプランの主な機能
燃料消費量
燃料残量/燃料レベル
CO2排出量
平均燃費
ODOメーター値
エンジン回転数
アドブルー残量
その他、DoCoMAP標準機能
※内容は随時更新される
■対象車種
大型トラック「スーパーグレート」(2017年モデル以降)
中型トラック「ファイター」(2019年モデル以降)
小型トラック「キャンター」(2020年モデル以降)
大型観光バス「エアロクイーン」「エアロエース」(2019年モデル以降)
小型マイクロバス「ローザ」(2021年モデル以降)