アルファードらトップセールス車5傑の注意点 売れてるけど弱点もある!?

トヨタ C-HR/8952台

トヨタ C-HR/2019年3月販売ランキング:11位。SUVでは13位のホンダ ヴェゼルを抑えてNo.1モデル。入門モデルだけに4WDだけでなくFF車も設定

 C-HRは、コンパクトSUVに分類されるが、プラットホームはミドルクラスのプリウスと共通のため乗り心地とハンドリングのバランスやインテリアの質感に代表される質の高さ、SUVながらスペシャリティなスタイルを理由に売れている。

 だが、スタイルと引き換えにキャビンとラゲッジスペースが広い車ではない。

 また、1.2Lターボは燃費面も含めて特にメリットが感じられず、「これなら部品点数が少ない普通の1.8LのNAでも載せた方が安くて良かったんじゃない?」と感じる。

 さらに、ハイブリッドはFFのみでSUVに欲しい“低燃費車+4WD”の組み合わせがないといったバリエーションに欠けること、最低地上高が低くオフロードにはほぼ対応していない点が死角として浮かぶ。

 つまり、C-HRはトヨタ車にしては珍しく、“評価の凸凹が意外に大きい車”で、それでも売れているのは、日本人の車の選び方の変化とも感じる。

トヨタ アルファード&ヴェルファイア/計1万2222台

トヨタ アルファード、ヴェルファイア/2019年3月販売ランキング:14位、29位。それぞれ7596台、4626台を販売。合計台数はセレナと同等で価格も考慮すると圧倒的な人気だ

 現行アルファード&ヴェルファイアは、押し出しのあるスタイルや周りを見下ろすような高い視点を持ち、現行モデルで乗り心地に代表される車の質も大幅に高められた。

 さらに、2017年12月のビッグマイナーチェンジで夜間の歩行者にも対応する最新版のトヨタセーフティセンスを採用するなど万全の商品力を持つ。それだけに今ではクラウンと並ぶ「日本人が考える車のゴール」的な地位に登り詰め、好調に売れているのもよく分かる。

 ただし、弱点としては以下の点があげられる。

・乗降性は決してよくない。

・ハイブリッドの実用燃費が期待ほど良くない

・上級グレードになるほど前席のコンソールボックスが付くので、ミニバンなら欲しい人も多いであろう前席からのウォークスルーがにしにくい

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 このように売れている車にも弱点はあるものなので、車を選ぶ際には人気も大事だが、やはり、それだけでなくいろいろ見て総合的に自分に合ったものを選んでほしい。

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