アルファードらトップセールス車5傑の注意点 売れてるけど弱点もある!?


トヨタ プリウス/1万5541台

トヨタ プリウス/2019年3月販売ランキング:3位。王者からは陥落したものの、人気は根強い

 現行プリウスは、歴代モデルの燃費の良さに加え、歴代プリウスの弱点だったハンドリングや乗り心地といった車の質の低さや自律自動ブレーキに代表される安全性が見劣りしていたネガを、新しいプラットホームやトヨタセーフティセンスの採用で潰し、売れているのはよく分かる。

 しかし、弱点を挙げれば以下のように少なくない。

・他車の動力性能が向上しているのもあり、急な上り坂が続く道では相対的に動力性能の余裕に欠けることがある

・前席、後席ともに乗降性が悪く、後席のヘッドクリアランスも狭い

・ラゲッジスペースは底面積こそ充分だが、高さは意外に低い

・トヨタセーフティセンスがカローラスポーツのように夜間の歩行者にも対応した最新版ではない

・事故防止に絶大な効果がある斜め後方を監視する「ブランドスポットモニター」が上級の「A」グレードを選ばないと装着できない

 2019年中に登場する3ナンバーボディを持つカローラセダンの出来次第では、現行プリウスの今後は意外に危ういかもしれない。

トヨタ C-HR/8952台

トヨタ C-HR/2019年3月販売ランキング:11位。SUVでは13位のホンダ ヴェゼルを抑えてNo.1モデル。入門モデルだけに4WDだけでなくFF車も設定

 C-HRは、コンパクトSUVに分類されるが、プラットホームはミドルクラスのプリウスと共通のため乗り心地とハンドリングのバランスやインテリアの質感に代表される質の高さ、SUVながらスペシャリティなスタイルを理由に売れている。

 だが、スタイルと引き換えにキャビンとラゲッジスペースが広い車ではない。

 また、1.2Lターボは燃費面も含めて特にメリットが感じられず、「これなら部品点数が少ない普通の1.8LのNAでも載せた方が安くて良かったんじゃない?」と感じる。

 さらに、ハイブリッドはFFのみでSUVに欲しい“低燃費車+4WD”の組み合わせがないといったバリエーションに欠けること、最低地上高が低くオフロードにはほぼ対応していない点が死角として浮かぶ。

 つまり、C-HRはトヨタ車にしては珍しく、“評価の凸凹が意外に大きい車”で、それでも売れているのは、日本人の車の選び方の変化とも感じる。

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