新型ロードスターのすべて 乗って触って確かめた!!

新型ロードスターのすべて 乗って触って確かめた!!

 9月4日に衝撃的な世界同時発表を果たした新型ロードスター。

 その姿はコンパクトでシャープで、カッコよく、想像以上の仕上がりに誰もが驚き喜んだ。

 と、その興奮冷めやらぬ9月6日、筑波サーキットで新型ロードスターが走ったのだ! 

 その走りはもはや市販車と言ってもいい状態。

 新型ロードスターの走りも含めた詳細をさらに解剖する!


  筑波サーキットで突如走行シーンが公開された新型ロードスター。

 運転するのは開発主査の山本修弘氏。

 エンジン音は”シュルルルル”と軽快で、けっして大排気量ではないことを伝えていた。また、フットワークは軽やかでクルマの動きはもの凄くスムーズであった。後を走るNC型ロードスターと比べれば、車体のコンパクトさがわかるだろう。搭載されるエンジンは、おそらく直噴の直列4気筒1.5ℓ。チューニングはもちろんロードスター専用だ!

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 さて、ここからは新型ロードスターの詳細を、実際に現車を見て、触って、音を聞いたスタッフが、パートごとにより深く解き明かしていきたいと思う。

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ドライバーの着座位置は、ホイールベースのほぼ中央。 頭の位置がクルマのほぼ真ん中に位置することになる。 クルマの動きが身体にリニアに伝わる。  
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■エンジン

  音は静かで軽快な印象。走り出して聞こえる音も、市販車然とした、ごくごく普通の音だった。排気量は前述のとおり公開されていないが、NC型の2ℓとはぜんぜん違う感じ。おそらく直噴の1・5ℓとみて間違いないだろう。藤原清志常務執行役員に話を聞くと「エンジンについては何も言えません。

 でも、新型ロードスターは軽量化が最大の命題。小さくして軽くする。そのための象徴ともいえるのがホイールハブボルトの4穴。ここから推測していただけば、どのようなエンジンか予測できると思います」。

 また山本主査は「ロードスター専用のエンジンというのはマツダとしては用意していませんが、スペックというか、チューニングはスポーツカーにふさわしいものになっています。他のクルマとまったく同一のスペックのままということはありません。あえて説明をしなくても、乗っていただければご理解いただけると思います」と力強く明言してくれた。

 メーターを見るとレッドゾーンは7500rpm。6500rpm以上がレッドゾーンとなるアクセラ用1・5ℓSKYACTIVと比べて高回転化されていることがわかる。そのぶんパワーも大きくなり、最高出力は130㎰となる。

■トランスミッション

  MTは6速が搭載されている。停車した状態で運転席に座ってMTを操作してみたが、ストロークは短く、途中に引っかかるような感触もなくスムーズ。車体全体が大幅に軽量化され、またエンジンパワーも小さくなることにより、トランスミッションも小型軽量化を実現しているはず。

 ベアシャシーの展示で公開されているトランスミッションのベルハウジングには補強のリブがなくツルリとした外観だが、これは内部に効率よく補強リブを配したことで可能となったという。トランスミッションケース全体が小型化でき、また軽量化にも大きな効果があるという。ATについては今回は言及されていないが、SKYACTIV6ATが搭載されることになるだろう。

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