■インテリア
このクルマのインテリアはレザーシート仕様である。シート表皮は〝タプッ〟と張りに余裕があって、ドライバーの体型を受け止める印象。シート自体はそれほどタイトな印象ではないが、座面前端の形状など、ドライバーのべダル操作を妨げない絶妙な高さになっていた。アクセルペダルがオルガンタイプとなっているのは最近のマツダ流。シートに座った状態で、自然とABCペダルに足が乗る配置となっていたことを確認した。
インテリア全体はブラックで統一されシックでスポーティな印象。ドアのインナートリム上端部にボディカラーの樹脂パネルが配されているのだが、これがなかなかオシャレでいい。シートに座ってドラポジを決めると、自然と右肘を窓を開けたドア上部にのせたくなるのだが、これがまた絶妙なフィット感。「この高さにはけっこうこだわったんですよ」と山本主査。
■メーターパネル
センターに大型のタコメーターを配し、右にひと回り小さいスピードメーター。レッドゾーンは7500回転からで7250回転以上がイエローゾーンとなっている。バックライトはホワイトで、視認性に優れる印象。メーターの円周やセンターパネル中央のエアコン操作スイッチの円周、空調吹き出し口の円周などにはシルバーのリングが配されているのがブラックインテリアのアクセントとなっている。
■タイヤ&ホイール
タイヤは195/50R16サイズの横浜ゴムアドバンスポーツVE105を装着。NC型の205/50R16&205/45R17に対しサイズダウンを敢行。山本主査に聞くと、オプションで17インチが設定される含みを感じたけれど、「タイヤサイズはこれがベストと考えています。デザイナーはホイールを大きくしたがるので、そこを抑え込むのが大変でした。大切なのはなにがベストなのか!? ということです」と。
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さて新型ロードスターのデビューは来年4月の予定。内外装は完成版だが細部のチューニングはまだまだ詰められていくはず。デビューが楽しみだ!
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