クルマの冬支度!スタッドレスタイヤ活用の秘策

 早いもので2014年も残すところあとわずか。そう、スタッドレスタイヤの季節です。

 北海道や北関東の方々はもちろんのこと、南東北、甲信越、中国地方の山間部に近いエリアのドライバーだったら「冬になる前にスタッドレスタイヤに交換するなんて当たり前だろ!」とお思いでしょうが、非降雪エリアの関東地方や東海、大阪都市圏の方々も油断は大敵。

 昨年も一昨年も首都圏では大雪に見舞われ、交通が完全にマヒしてしまったのをお忘れではないでしょう。慌ててスタッドレスタイヤを買いにいっても時すでに遅し。都内などでは年が明けてしまうとスタッドレスタイヤの在庫は一気に少なくなり、サイズによっては手に入らないなんてことも多いのだ。

 最新のスタッドレスタイヤは氷雪路性能はもちろんのこと、ドライ路やウエット路の走行性能も格段に進化しているし、転がり抵抗の低減にも力を入れて開発されているので、昔のように極端に燃費が悪化するということも少なくなっているから、非積雪地域のドライバーが冬季に履いていても違和感を覚えることはない。

 スタッドレスタイヤを上手に活用して快適にウインタードライブを楽しむための”秘策”をQ&A形式でお伝えしよう。

Q「スタッドレスタイヤの空気圧はどのように設定したらいいですか?」

 A:基本的にはそのクルマごとの指定空気圧に合わせればよい。指定空気圧は運転席ドアを開けると、Bピラー部にステッカーで示されている。

Q「スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べて燃費が悪くなると聞いたのですが?」

 A:どうしてもブロックが大きくソフトなコンパウンドを使用するスタッドレスタイヤは、転がり抵抗が大きくなりがちである。また、最近のサマータイヤは低転がり抵抗性能を特に追求した製品も多く、よりその差が顕著となっている・・・、のだが、もちろんスタッドレスタイヤも転がり抵抗をまったく考慮していないなんてことはない。

 最近のスタッドレスタイヤは基本となる氷雪路性能を高めつつ、ドライ路面での転がり抵抗の低減も開発要件として重視しているのだ。

 ベストカー編集部が実際にギャランフォルティスの4WD車でテストしたところ、燃費差は誤差ほどしか生じなかった。スタッドレスタイヤにラベリング制度は対応していないが、転がり抵抗「A」レベルにまで進化している。

Q「スタッドレスタイヤは何シーズン使って大丈夫?」

 A:道交法ではタイヤトレッド面につけられたプラットフォームと呼ばれる突起が露出したならスタッドレスタイヤとしての使用は不可とされている。それでもスリップサインが露出するまではサマータイヤとして使うことは可能である。しかし、距離を走っていなくともタイヤのゴムは経年劣化をするので、3シーズン使ったスタッドレスタイヤは溝が残っていても交換するのが安全のためにはよい。

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トレッド面の「プラットホーム」が露出したらスタッドレスタイヤとしての使用は不可となるが、さらにスリップサインが露出するまではサマータイヤとして使用することは可能。  

Q「スタッドレスタイヤのドライ路やウエット路での性能が心配です」

 A:氷上でのグリップ性能を高めるため、最新のスタッドレスタイヤは吸水性を高めたトレッドゴムを使用しているのだが、これはアイスバーン上で融けた水膜程度の水量に対応するもの。雨天時のアスファルト上の水量を吸収できるものではなく一定以上の水量だとどうしてもハイプレが発生しやすくなるのは事実。スタッドレスタイヤでウエット路を走る際は充分に注意することが大切だ。

 いっぽうドライ路での性能だが、ここ最近のモデルではブロックの倒れ込みを防止するサイプ形状を採用するなどドライ路面での操安性にも注視した製品が多くなっており、以前のスタッドレスタイヤのイメージとは大きく変わっている。さすがにサーキットをガンガン走るような使い方はオススメしないけれど、普通にドライの山道を走る程度ならば、ちょっとダイレクト感が弱いかな!? という感覚で使うことができる。

Q「サマータイヤはインチアップしています。スタッドレスタタイヤはどのサイズを選ぶのがいいでしょう?」 

 A:基本的に標準設定されているサイズがいい。太くすると設置面積が増えて乾いた氷上などではグリップが高まるが、水膜に乗ると面圧が減少しているため浮きやすくなりデメリットが多いためやめた方がいい。むしろ幅については1サイズダウンしてもいい。

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 備えあれば憂いなし。「私には関係ないね」なんて思わないで、まずは今シーズンのスタッドレスタイヤ最新情報をキッチリ押さえて、早め早めに計画を立ててはいかがだろうか!?

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