新型デミオが好調だ。
そんなに評判がいいんだったら「評価が高い理由」をキッチリ確認してみよう。
そもそも新型デミオってどんなクルマなの!?
- ■1.3ℓガソリンエンジンと1.5ℓディーゼルターボエンジンを搭載する
- ■ATは全車6速を採用する
- ■全長は4060mmとやや大きめだが5ナンバーサイズのコンパクトカー
- ■ガソリンエンジン6AT車にはドライブセレクションスイッチを搭載
- ■注目のディーゼルは178万2000円からという価格設定
気になるデミオの燃費チェック!
デミオはディーゼル車のMTとAT、またハイブリッドのアクアを用意し比較した。
燃費テストの結果
走っては止まり、細い路地の急坂を上がってまた停止、走りだしてもすぐに減速という、ベストカー編集部周囲の一般道ではハイブリッドのアクアが絶対値としてはいい燃費を出したものの、JC08モード値に対する達成率という点では落ち込みは大きく、対するデミオMTの達成率の高さが目立つ結果となった。
とはいうものの、アクアは住宅地の極低速からの再加速などでモーターによる俊敏な動きを実現しており、扱いやすさは圧倒的に優勢。高速巡航や郊外の一般道などではデミオディーゼルのメリットが浮き彫りになる。
テスト報告1:編集部小野はテストを通じてこう考えた
まず一般道を走った印象から。デミオMTは、発進時のクラッチワークいかんではヘタをするとエンスト、とまではいかないまでもややトルク不足気味。シフトダウン後のアクセルに対するエンジンのレスポンスも遅れ気味。低中速での走りは、6ATのつながりもスムーズでストレスを一切感じない6ATの方が正直なところ好印象だった。
ただMTは”軽い”のひと言。カタログ値でもMTのほうがATより50kg軽いが、乗り比べると一目瞭然。 ワインディングではMTのほうが回頭性がよく、楽しいだろうなと思った。JC08モードが37.0km/ℓとダントツで、一般道のほうが得意なはずのアクアだが2台のデミオよりも思ったより燃費が伸びなかったなというのが印象。
高速道路では、デミオディーゼルの高速燃費がいいことを実証した結果になったと思う。アクアは絶対値としてはトップだったが、そうはいってもデミオとの差はわずか。もはやハイブリッドの価値があるのかとさえ思ってしまった。
燃費からは話がそれるが、燃費以上に感心したのはデミオのドライバビリティ。乗り心地がBセグメントのコンパクトカーとは思えない乗り心地で、足がよく動いているのがわかる。
つまり、シャシーをしっかり作っているということだ。ただし、上質というと誉めすぎ。もう少しいいタイヤをチョイスすれば走りの上質感が増すだろう。総じて言えるのは、クルマの総合力ではアクアより一歩、いや3歩くらい抜きんでているのではないかと思った。
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