全米で人気を博しているハードな地形をものともしないタフな全地形対応型車両、ポラリス社の小型軽量オフロードビークル(ORV)。
昨年12月27日、以前からユーザーから問い合わせの多かった個人向けの販売がついにスタートすることになり、ナンバー取得についても国交省とのやりとりを続けて今年4月から始まることになるとのこと。
※ポラリス・インダストリーズ社:スノーモービルやATV業界で全米シェアナンバーワンを誇る。1955年創業。
そんなORVが1月11〜12日に千葉県四街道市で行われたサバイバルゲームのイベント「キャンプデブグル」に出展された。
イベント現地ではポラリORVの2モデルが展示されており、サバイバルゲームフリークの参加者たちから熱い視線を送られていた。ナリは小さくても、本格派のORVであることはただ者ではないその存在感からもよく伝わってくる。
このポラリスORVの輸入元は「ホワイトハウス」(本社・名古屋市)なのだが、そもそも同社がこのORVを日本で販売するきっかけになったのが、’11年からポラリスのオートバイを輸入し始めたこと。
当時は折しも東日本大震災が発生し、日本中で災害への備えが声高に叫ばれていた頃だ。そんな時だけに、たまたま同社の社長がポラリスの試乗会に出かけた際、ORVを見て「これは災害救援車として使える」と思ったのだそうだ。
ポラリス社のオフロードビークルには4種類のモデルが用意されている。
- スタンダードモデルの「レンジャー」 (2〜3人乗りのXP/331万8000円〜、5〜6人乗りのクルー/321万3000円〜)
- 機動力の高さがウリの「レーザー」(2人乗り/231万円〜)
- ATV(全地形対応車)として定評のある「スポーツマン」(1人乗り/169万円~)
- さらにコンパクトな機動力の高い「エース」(1人乗り/170万1000円~)
レンジャーとレーザーは875㏄の2気筒エンジンが用意され、スポーツマンは850㏄、エースは567㏄と排気量が違っている。いずれにせよ、米国本国では特殊部隊でも使われるなどその堅牢さには定評があり、軍用ORVとして採用されているのはポラリス車両だけなんだそうな。
イベント現地で、ホワイトハウス営業統括マーケティング部の谷川伸一氏に話を伺ってみると、「おかげさまで今回のイベントだけでも3〜4件のご注文をいただきました。実は個人向けの販売を始めるとホームページで昨年暮れに告知をしてから20件以上も個人ユーザーの方たちからご注文をいただいています」とのことで、かなり前評判もよかったようだ。
ちなみに車両本体価格とは別にナンバー取得費用がかかるので、その詳細は決まり次第ホームページ上で公開するとのこと。ORVの内容については「ホワイトハウス」(www.whitehouse.co.jp)まで。
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