無断駐車の予防策を立てることが賢明
ここまで説明すれば、非常に手間と時間がかかる手続きが待ち構えていることを考えると、はなはだ情けない話だが、なにより無断駐車に対しては予防策を立てておくことが賢明なやり方といえる。
具体的には、月極駐車場管理者であれば「契約車以外駐車禁止」の看板の設置は予防策としては意味がある。
頻繁に無断駐車されている駐車場なら、駐車場の出入り口にプラスチック製チェーンを張ったり、契約者ならカラーコーンを設置するなど、ともかく簡単に出入りして駐車できないようにするしかない。
大手駐車場の管理会社ではテレビカメラの設置などの対策を講じることもあるようだから、あとで嫌な思いをするぐらいなら、決して手間を惜しむべきではないだろう。
結論としては月極駐車場の看板に「無断駐車には罰金▲円を頂きます」との提示があった場合、その金額に法的根拠はない。
「無断駐車1回で一律1万円というような請求は難しいですが、周辺の駐車場の相場程度の駐車料金を請求することは可能です。特に、無断駐車車両の写真を撮って時間などをしっかりと記録しておくことが肝要です」(志賀氏)とのことだ。
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いずれにしても駐車場管理者にとっては、無断駐車はモラル違反だけで済まされるはずもない。駐車場の看板は「無断駐車の抑止力」であって迷惑料の意味で貼られていることを認識していただきたい。
もし、契約している駐車場に、知らないクルマが停められていたらどれだけ迷惑な行為なのか、当事者の身になって考えてほしい。無断駐車は言語道断だ!
コメント
コメントの使い方権力者と犯罪者にやさしい日本の司法、バカだろwww