■スタッドレスタイヤ装着の厳格化を
また首都圏でのスタッドレスタイヤ装着車の選別が現実的ではないという意見もある。全数チェックが理想だが通行可能な料金所を絞って人員を配置する、もしくは夏用タイヤでの雪道走行を厳罰化する、事前の認証制度を設けるなど解決策は模索できそうだ。
実際に関越道など降雪地帯でのタイヤ規制のスタート地点では、少なくない台数のタイヤをパーキングエリアなどにチェックポイントを設けて確認している。もちろん人員確保のコストなどもあるが、大規模な交通障害の損失を考えればなんてことはない。
物流のみならず埼玉県、神奈川県などから都心に越境してくる救急車などの通行も阻んでしまったであろう道路会社の予防通行止め。立ち往生を防ぐための努力もわかるし、交通事故を引き起こさないための策なのも分かる。
さらに首都圏は除雪の物理的な制約があることなど不利な条件がそろっているのも事実だ。しかし前回の大雪でも通行止めが長期化し、今回はなんの対策もなく「予防通行止め」で済ませてしまった。
次の大雪の際でもこのままの状態では、いつまで経っても雪に弱い都市というレッテルが貼られてしまうだろう。
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