SUVというクルマのカテゴリーはなかなか奥が深い。本格的な4WD性能を備えるモデルもあれば、ルックスはSUVでもFFしかないなんてモデルもある。
かつてのパジェロやランクルのようなクロカン系モデルとは異なり、オフロード性能を最初から捨てて舗装路での活路を見出しているモデルも多い。
クルマが変わるとタイヤも変わる。オフロードタイヤとしてのイメージの強いヨコハマタイヤの「ジオランダー」も現代のSUVに合わせたタイヤを生み出した。
快適に、そして安全に移動できるSUVタイヤ。ジオランダーX-CVを読者に体感してもらいました。
文:ベストカーWeb編集部/写真:池之平昌信【PR】
撮影協力:川奈ホテル
■ラグジュアリーSUVの静粛性を犠牲にしない
今回このタイヤを試してくれたのはSさん。クルマへのこだわりは強く、いまの愛車のレンジローバーイヴォークもこだわり抜いて選んだ1台。
「たしか2008年のデトロイトショーでコンセプトモデルが登場しましたよね。カッコいい!! と思ってはいたんです。
でもコンセプトカーって市販車になると姿が変わるじゃないですか。だからもしかするとこのクルマも同じかなと思っていて。そうしたら2011年の東京モーターショーでほぼそのままで登場したんです。即決、ですよね(笑)」。
ルーフ後端にかけてチョップドしたかのようなスタイリングはまさに唯一無二。それでいて「ランドローバー一族」の血を引くわけだからオフロード性能だってクロカン四駆なみだ。
しかしSさんはオフロードには踏み入れたことがなく、4WD性能はいざという時の保険なんだという。これがきっとリアルなSUVの使い方だろう。
この使い方で悩むところはタイヤだという。
「そろそろタイヤ交換を考えていて。となると、どんなタイヤ選べばいいんだろうって。乗用車向けのタイヤではなにか違うし、かといってゴツゴツのオフロードタイヤも違うじゃないですか。どうすればいいんだーって(笑)」。
ということで今回は「SUVで舗装路を快適に安全に走りたい」というSさんのニーズにマッチしたジオランダーX-CVを装着して休日に密着しました。
■「あえてワインディングを通りたくなります!!」
そもそもジオランダーX-CVというタイヤ、舗装路での走りのよさを追求したモデル。
SUVは総じて全高も高く、ワインディングや高速道路でのレーンチェンジなどではふらついたり、大きく車両が傾くような挙動も見せる。
そうなると運転しているドライバーだけでなく、同乗している家族も「ヒヤッと」する瞬間が時折ある。
そんなSUVの弱点を補ってくれるタイヤがジオランダーX-CV。バシッと走るなんて前評判もあったが、いったいSさんはどんな評価を下すだろう?
日曜日早朝。東名高速道路のとあるパーキングエリアでSさんと待ち合わせした。颯爽と現れた白いイヴォーク。うーん、色あせない美しさは今でも目を惹く。
これから静岡県の川奈ホテルゴルフコースにてラウンドをするという。名門コースでゴルフ。しかも乗っているクルマはイヴォーク。ツボを押さえたオトナなチョイスがかっこいいっす。
そんなこんなで川奈ホテルへ向かうことに。川奈ホテルのある静岡県伊東市は伊豆半島にあり、東京からのアクセスでネックとなるのが伊豆半島の渋滞だ。
小田原厚木道路から真鶴道路までほぼ一本道しかなく、週末ともなれば大混雑は避けられない。
今回はSさんにあまり通らないというワインディングを走ってもらった。SUVといえば車高も高くふらつきも大きくワインディングを避ける人も多い。
「もともとSUVとしては重心も低いクルマなんですが、ジオランダーX-CVを履くと走りがよりシャキッとしますね。カーブでも闇雲に固いわけじゃなく、ちゃんとしなりながら曲がってくれる気がします」。
ご家族と乗る機会も多く、このように安定した走りならワインディングでも進んで走ることができるという感想だった。
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