日産ディーラーでは、2019年8月1日にビッグマイナーチェンジするセレナの事前予約受注を開始している。すでに2019年7月16日にティザーサイトをオープンしているが、まだ価格やグレード体系、細かい装備内容は明らかにしていない。
そこで、新車販売現場に精通する流通ジャーナリストの遠藤徹氏が首都圏の日産ディーラーを回り、徹底取材。ついに価格とグレード体系、装備などの詳細情報を入手した! いまわかっているセレナのすべてをお届けしよう!
文/遠藤徹
写真/ベストカーWEB編集部
オラオラ顔に変身したハイウェイスター
今回の改良はセレナの売れ筋車種となるハイウェイスターを中心にフロントマスクの大幅なデザイン変更、安全対策強化、自動運転支援ユニットのプロパイロットの改良、新色追加などが主な内容。
これらによるコストアップによって車両本体価格は2.5万~15万円程度の値上げとなるが一部は値下げもある。
フロントマスクは従来、標準とハイウェイスターが同じようなデザインであったのを、明確に違いを持たせた外観とした。特にハイウェイスターはガラリと変える。
これまでは太いVモーショングリルを3段階に配置していたのを細い1本のVモーションメッキをヘッドランプ中央まで走らせた独特のデザインを採用。そのなかに逆台形の点線大型グリルをはめ込んでいる。
グリルデザインは従来のオーテック仕様に似たマスクといえる。標準タイプは大きく変えていない印象だが、よく比べて見るとVモーションメッキを細くし、横線は従来の3本から2本にすっきりとした印象に変えている。シンプルでおとなしい顔の標準タイプ、オラオラ顔のハイウェイスターとはっきりわかる顔つきとなった。
インテリアは3色から4色にバリエーションを拡大。ダークブラウンを廃止しグレイ&ブラック、プレミアム、ブラック、グレイジをシート、ダッシュボード、ドアの内張などに採用、すっきりと統一感を持たせた仕立てだ。
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